大垣山岳協会

TOPICS・随想・コラム

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<徳山の森の行方> ⑧ 県も共有者

月報「わっぱ」 2012年9月(No.370) <徳山の森の行方> ⑧ 県も共有者  ダム上流の民有林を公有地にして保全する公有地化事業は買収取得率76%余で停止状態だが、それでも、県はあくまで、全民有林100%の買収を目指す姿勢を変えてい...
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山書巡歴 ⑥ 「ソバコマタ」か「ソバク又」か

月報「わっぱ」 2012年9月(No.370) 山書巡歴 ⑥ 「ソバコマタ」か「ソバク又」か  「わっぱ」8月号の山行案内で、金草岳にかかる「ソバク又」谷を遡行する計画が載っている。この谷名にはいささかひっかかるものがあるので、調べてみた。...
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山書巡歴 ⑤ 奥美濃よもやま話

月報「わっぱ」 2012年8月(No.369) 山書巡歴 ⑤ 奥美濃よもやま話 (金子貞二 同刊行会刊)  先月号で柳翁(柳田国男)の『山と人生』を紹介したが、その後間もなく上記の本と出合った。1974年の出版で、全3巻。金子さんは18年間...
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山中雑記 ユクノキの花

月報「わっぱ」 2012年8月(No.369) ユクノキの花  ユクノキという木をご存知だろうか。別名ミヤマフジキ。マメ科の落葉高木で深山にまれに生える、と植物図鑑にある。そのユクノキ(と思われる)の木数本に7月の左門岳山行の際、遡行した斧...
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山書巡歴 ④ 山の人生(柳田 国男)

月報「わっぱ」 2012年7月(No.368) 山書巡歴 ④ 山の人生(柳田 国男)  著者の柳翁(柳田国男の尊称)は日本民俗学の創始者であり泰斗である。ここで取り上げた『山の人生』の他に『遠野物語』も山を志す人には是非呼んで欲しい本だ。 ...
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<徳山の森の行方> ⑦ 二次林の将来

月報「わっぱ」 2012年7月(No.368) <徳山の森の行方> ⑦ 二次林の将来  トラックのエンジン音とチェーンソウの音が響き、上空には丸太をぶらさげた索道ケーブルが行き交う。材木を満載したトラックが土煙を上げて終日走り回る。  王子...
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山中雑記 地名山名を付けたのは

月報「わっぱ」 2012年7月(No.368) 地名山名を付けたのは  当会の創設メンバーである高木碕男、国枝武喜両氏の追悼登山が5月末に催されたが、私は所用で行けなかった。お許し願いたい。  ところで、追悼登山のあった伊吹山北尾根上の多く...
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山書巡歴 ③ 超人女流K2に登る

月報「わっぱ」 2012年6月(No.367) 山書巡歴 ③ 超人女流K2に登る  K2(8611)は世界第二の高峰である。初登頂はイタリア隊(1954年)。パキスタン側南東稜から登った。日本も77年に同ルートから第2登を果たした。これに、...
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<徳山の森の行方> ⑥ 人工林

月報「わっぱ」 2012年6月(No.367) <徳山の森の行方> ⑥ 人工林  ダム上流域の私有林公有地化事業の柱である人工林の天然林への転換が進んでいないことは先に触れた。600㌶と言われる私有林の中には、共有林内に持ち分を持つ個人が植...
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山中雑記 雪の山越え道

月報「わっぱ」 2012年6月(No.367) 雪の山越え道  奥深い道のないやぶ山に登るとき、いつも念頭に浮かぶ記憶がある。それは、13年前に登った白川村のオゾウゾ山(1085m)の山道のことだ。この山の南麓を流れる加須良川の上流に加須良...