大垣山岳協会

小津権現山 2023.05.20

小津権現山

月報「わっぱ」 2023年6月(No.499)

【 一般山行 】 小津権現山 ( 1157.7m Ⅱ△ ) MM

  • 日程:2023年5月20日(土)(晴れ)
  • 参加者:CL.MK、SL.NT、ST、SM、TS、MY、MT、MM、YC
  • 行程:中之江駐車場6:50=道の駅パレットピア大野7:20=杉谷林道終点駐車地8:00~8:15-高屋山9:35-小津権現山11:00~12:15-高屋山13:10-駐車地14:10~14:30=大垣15:50(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:谷汲(岐阜7-4)、樽見(同7-3)、美濃広瀬(同11-1)
    [北緯35°36′/東経136°30′]

 5月とは思えない真夏日に見舞われた日本列島。揖斐川町では今年全国初の猛暑日になり晴天続きでしたが、山行の前日が悪天候で豪雨が予想されたため急遽根尾の高屋山から小津権現山に変更されました。小津権現山、花房山、雷倉は小津三山と呼ばれ小津権現山はその最南端にあります。大垣山岳協会の美濃百山B級に選定されています。

 快晴の中大垣を出発しました。道の駅ピアパレット大野でSMさん、私(MM)と合流し新しく入会されたSTさんの自己紹介をして再度出発しました。小津集落から杉谷林道に入り終点が登山口駐車場になります。20台止めることが出来ます。ヒルの時期になっているためヒル対策を万全にしました。

 出発前に地形図で方向を確認しました。登山口には「小津権現山」と書かれた木製の門があります。緩やかな広い尾根をしばらく登って行きます。スギの植林からコナラ、クヌギなどの自然林に変化していきます。標高568mの笛石山に到着しました。次第に傾斜がきつくなり九十九折り登って行きます。ときおり谷から吹いてくる風が汗ばむ身体を冷やしてくれます。

出発前 地形図確認
「小津権現山」と書かれた木製の門

 標高900mあたりからは新緑が美しいブナ林となり、鳥のさえずりに癒されます。高屋山の手前でエビネランがひっそり咲いていて撮影会が始まりました。標高956mの高屋山に到着。三等三角点があり標石はきれいな状態です。

美しいブナ林

 高屋山をすぎると平坦な尾根を北に向かいます。標高950m付近の岩尾根をすぎた辺りからはヤマツツジ、ベニドウダンツツジ、サラサドウダンツツジ、シロヤシオがところどころに咲いています。花の開花を期待していなかったので感激もひとしおです。標高1040mのピークが見えるとあれは山頂じゃないと言われがっかりです。このピーク(前衛峰)の登りはかなり急で、設置してあるロープを使って登ります。また鞍部まで下り最後のひと登りで山頂に到着しました。広く切り開かれた山頂は二等三角点の標石、大権現白山神社の祠、山名板が並んでいます。西側以外の眺望は良好です。

休憩中
小津権現山頂上で参加者一同

 山頂で一人の女性に声を掛けると大垣から来られた方でした。一緒にランチタイムをして楽しい時間を過ごしました。食後は展望出来る山の名前を教えていただきました。目の前に見える花房山は頂上部が二重稜線になっているためバラの花のようです。積雪期には「白薔薇」と呼ばれるそうです。1時間のランチタイム後女性の方も一緒に下山開始。急な下りは前傾姿勢で足の指先で地面をとらえ、ひざを上手く使うとよいと教えていただきました。2時間ほどで全員無事に駐車地点に到着しました。ご一緒した女性が会の入会に前向きだと理事長からお聞きしました。また一緒に登れる日を楽しみにしています。

下山中
戻ってきました
<ルート図>

地理院地図


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