大垣山岳協会

富士見台、横川山、南沢山 2021.04.25

富士見台

月報「わっぱ」 2021年6月(No.475)

【一般山行】
富士見台 ( 1739m △なし A級 )、横川山(湯船沢山) ( 1620.3m Ⅱ△ )、南沢山 ( 1564m △なし B級 )
小倉 幹雄

  • 日程:2021年4月25日(日)(曇りのち晴れ)
  • 参加者:L.小倉幹、阿部育、安藤正、小倉繁、金光鏡(新会員)、河口加、桐山美、鈴木正、田中恵、田中善、成瀬八、名和妙、丹生統、藤野一、堀 洋、宮川祐(新会員)、宮澤健、山口 江(体験山行)、山本知
  • 行程:中之江駐車場6:30=神坂峠駐車場8:50~9:10-富士見台9:45-横川山11:20-南沢山11:55-横川山12:20~12:55-富士見台14:35-神坂峠15:35=中之江駐車場18:20
  • 地理院地図 2.5万図:伊那駒場(飯田8-1)、兀岳(同7-2)

 南沢山は恵那山の北側に位置する山です。山岳協会でも何度か登っていますが、いつも阿智村のふるさと自然園からでしたので、今回は神坂峠より富士見台、横川山を経由して往復するコースにしました。

 神坂峠駐車場はすでに満車に近く2台しか置けず、他の2台は近くの林道脇の広い場所に置きました。神坂峠は標高1560mあり身震いするほど寒い中、各自登山準備をして出発。

 約10分で萬岳荘へ。そこから稜線に出たところの神坂小屋付近にはササユリが群生していて7月初めが見ごろです。富士見台山頂までは登山道の幅が広くよく整備されています。富士見台山頂にはすでに多くの登山者がいました。曇り空ですが、南西側真近に恵那山が見え、沢に残雪が残っていました。

富士見台での集合写真

 山頂より最低コルまで高度差約180m下ります。登山道以外はササに覆われており、高さは大半が膝または腰までの高さです。急な下りは少なく、高原の眺望を楽しみながら下ります。登山道脇にはショウジョウバカマの花が多く咲いていました。

 約150m下った所からコルまではトラバースで、斜面は雪崩で崩壊されたか相当荒れていました。スリップすると谷へ滑落しそうですので慎重に行動してコルに到着しました。

 横川山までは登りで、急登道と平坦道を繰り返します。登山道脇は思っていたより山野草が少なく、バイカオウレン、オオバタネツゲバナ、ショウジョウバカマ程度を見かけました。やがて横川山に到着。この頃より青空が広がり、北側に雪の御嶽山、南東に中央アルプスの空木岳や越百岳が見えました。南アルプス方面は雲がかかっていて見る事ができませんでした。

横川山から富士見台へ
横川山で

 市民登山に参加された女性2名は少し疲れたようなのでここまでとし、丹生さん、小倉繁さん、安藤さんが付き合ってくれました。待っている間に丹生さんより女性2名に、眺望できる山の名前や登山に関すること等々の説明があったと思います。

 他のメンバーはリュックサックを置き、空荷で南沢山へ。急な下りを過ぎ、少しぬかんだ道の林の中を通り南沢山に到着しました。山頂より北側は開けていました。集合写真を撮って、すぐに横川山へ戻りました。

南沢山頂にて

 横川山で35分程昼食を兼ねて休憩しました。富士見台まではダウンアップの登り返しですが、天候も良くなってきたので高原の眺望を楽しみながら歩けました。富士見台からの帰りは神坂峠遺跡を見るため右側に折れ、山腹につけてある登山道を下りました。遺跡は公園ふうにしてあり綺麗に整備してありました。

恵那山を正面に、笹原の道を富士見台へ

 今回、11日の市民登山に参加された中より3名が参加されました。高原歩きで、一日中眺望が楽しむことができて、満足されていた様に思いました。

<ルート図>

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