大垣山岳協会

小津権現山で積雪期講習 2019.01.26

小津権現山

小津権現山(1,158m)で積雪期講習 清水克宏

  • 日程:2019年1月26日(土)
  • 参加者:丹生統 他
  • 行程:揖斐総合庁舎(集合)6:15―藤波谷登山口(駐車)7:10…揖北林道登山口8:45…小津権現山山頂11:35~12:00…藤波谷登山口14:40―揖斐総合庁舎(解散)
    (―:車、…:徒歩)

 大垣山岳協会は、初心者、初級者等に対して、岩登り、沢登り、雪上訓練など様々な技術講習を行っている。1月13日にはブログ記事のとおり、初心者を対象に池田山でワカン講習会を行った。次のステップとして、もう少し上のクラスも含んだ積雪期講習実践登山を計画し、今回が第1回目となる。

 奥美濃の山は、標高こそ1,000m内外の山が多いけれど、日本海からの冬の季節風の影響で、日本有数の豪雪の山域となる。そのため、北アルプスなどに比べると比較的安全に、日帰りで素晴らしい雪山世界を楽しむことができる。とはいうものの、積雪期登山の基本を身につけないとたどり着けない。

 基本を教えるのは、海外経験もあるN理事長のほか、当会の誇るメンバーが支援した。今回講習の舞台は、揖斐川町の小津権現山(1,158m)。今年は今までのところ暖冬で、遠くから小津権現山を望んでもあまり白くなっていない。予報では寒波来襲と言っていたので、現地はどんな状況なのか。不安と期待が入り交じる。

 国道417号線沿いの藤波谷登山口からのルートから山頂を目指す。出発時、積雪期講習にしては雪が少ないことを心配した。

 標高約250mの登山口からすぐ、沢を渡り、尾根への急斜面に取り付く。396mポイント手前の鉄塔のあたりまでは送電線巡視路、その先は尾根道をたどっていく。650mあたりから雪が出てきて、ヒノキの植林とブナなどの二次林の中、まずは壺脚(つぼあし)での歩行訓練となった。

 約750mの地点で、揖北林道に出合う。ここで「ワカン」を装着した。

 「ワカンは山側を向いて着けるように」リーダーの指導がある。新人のFさん、池田山での講習の成果は出ているか?ヒノキの植林帯の山ながら、尾根には天然の太いヒノキも出てきて、膝までの雪に気分は上がる。交替でのラッセル訓練。Fさん、膝上までの深雪にとまどいながらも、次第に慣れていった様子だった。

 山頂直下の急斜面は、一歩一歩蹴り込まないと滑り落ちそう。山頂の白山大権現の祠が見えてきたところで、ラッセルトップを新人女性Oさんに交代した。

 ついに小津権現山山頂に到着。Fさんの音頭で万歳三唱、お互いの健闘を讃え合った。

 雲の間から、瞬間日が差し込んで、瞬間花房山方向への縦走路が見える。また残雪期の快晴の日に、日帰り縦走してみたいなあと眺めているうちに、雪が激しくなる。体に雪が積もるのを感じながらそそくさ昼飯を取って、下山にかかる。

 帰路は、見違えるほど雪が増えて、ブナの梢も新雪で重そうだ。「テントを張る時は、落雪で窒息することもあるから、木の下は避けること」リーダーのご指導。標高500mあたりまでわかんで歩くことができ、無事訓練は終了。

 次回積雪期講習は、2月10日(日) 鈴鹿三国山~烏帽子山周回(時山養魚場より)が計画されている。比較的登りやすいルートなので、積雪期登山デビューしたい皆さん、ご参加をどうぞ。

<ルート図>

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