大垣山岳協会

笙ヶ岳 2012.01.15

笙ヶ岳

月報「わっぱ」 2012年2月(No.363)

【 一般山行 】 笙ヶ岳 ( 908.5m Ⅳ△ ) 藤井 利定

  • 日程:2012年1月15日(日)
  • 参加者:藤井利、佐竹良、小倉幹、渡辺正、清水き、桑原美、後藤友、竹森せ、五井貞、桐山美、川合幸、柴田悦、衣斐剛、杉本眞、清水友、田中善、馬場昭、藤森ふ、百瀬み、小倉厚、林旬子、和田ゆ、その他1名
  • 行程:大垣7:20=養老ノ滝駐車場8:00~8:15-笙ヶ岳10:50~11:50-駐車場13:50
  • 地理院地図 2.5万図:養老

 養老山地の最高峰である笙ヶ岳の上部は大垣から眺めると、かなり白く見える。深い雪を予想し全員、ワカンを用意して出発した。林道の途中から雪が現れ徐々に量も増える。

 20分ほど歩いた頃、50mくらい先を林道の下から上がってきた1頭のニホンジカが林道を横切って左側の斜面を駆け上がって行った。ここ養老も鹿が増えており、昨年秋に養老の石畑から登った時にも草や小さな木は鹿にかじられ、下草は全くない状態。でも、シカたちもこれだけ雪が積もると餌に困るんだろうなあと思いながら進む。

 もみじ峠一帯は多い所では1mを超える積雪だ。だが、トレースが付いていて、ワカンなしで楽に登ることができた。大洞谷沿いにしばらく進むと、左に笙ヶ岳への道標があり、トラバース道を登る。その先で谷を詰めて稜線に出ると、期待通りの霧氷。平坦な雪原に生える二次林の木枝が銀色の霧氷をびっしり装い、輝いていた。

 頂上では三角点を雪の下から掘り出して、万歳三唱。北側は樹林が切れているが、あいにく、曇り空が広がり山々の展望を楽しむことはできなかった。雪を踏み固めて楽しいランチタイム。

 下山途中では佐竹さんから雪山の基本であるキックステップの技術指導もあった。登りでは靴をキチンと雪面に蹴りこむ、下りでは後傾にならないように、前傾姿勢で踵を同じように蹴りこむ。近場の山で楽しい雪山。実益的な山行でもあった。

<ルート図>

コメント