【 個人山行 】 笙ヶ岳 ( 908m Ⅳ△ ) 丹生 統司
- 日程:2017年12月9日(土)
- 参加者:丹生統(単独)
- 行程:上石津町馬淵山林道記念碑8:15→215番鉄塔8:55→Ⅳ等△東山9:15→28番鉄塔9:35→笙ヶ岳山頂11:15
- 地理院地図 2.5万図:養老
笙ヶ岳への登路は養老公園側からもみじ峠経由と上石津町上原から大洞谷林道を経て大原谷源流で前記のもみじ峠のルートに合流する2コースがある。積雪期に上石津町下多良側から西尾根経由で登りたいと思っていたが、このところの暖冬でお預けとなっていた。我が家から見る伊吹山は白くなったが、雪の少ない養老山地はまだ早いとは思いつつ待ちきれずに出かけた。
R365号から左折し、田んぼの中の舗装道路を獣除けフェンスに沿って走る。やがて耕地を過ぎて50m高度を上げると上石津町東山集落があった。耕地の北が集落となっていたが、空き家ばかりで人の気配が感じられない。馬淵山と書かれた林道開通記念碑の広場に駐車して歩いた。
林道がヘアピンカーブして200mほど折り返した所で林道から尾根を目指して傾斜のある窪地を直登した。古い杣道に出ると忠実にそれを辿った。倒木やソフトボール大の石が枯れ葉と共に道を埋めており歩き辛い。かなり長い間使用されていないようだ。
杣道は巡視路に合流すると整備されており歩きやすくなった。215番鉄塔からは上石津町多良が見下ろせた。
巡視路を20分ほど歩くと左書きの真新しい四等三角点「東山」486mに着いた。
さらに約20分歩くと28番鉄塔に着いた。眺めは非常にいい、南西の方角に藤原岳と御池岳、北には伊吹山が白く雪を乗せていた。
28番鉄塔からは杣道もなくなった。山頂に向かって右は雑木林、左は檜の植林が続いていた。植林の境が歩きやすくそれを辿った。心配した藪は皆無だったが、三カ所ほど急な斜面があり息が切れた。山頂が近くなりお化粧程度の雪が出てきたが、歩行には全く支障がなかった。山頂に着くと真新しい踏み跡がもみじ峠側から一人分あった。さらに食事中にももみじ峠から一人登って来た。三角点「笙ヶ岳」は真新しい左書きであった。
樹木に遮られて展望の効かない山頂には20分滞在した。下山は860m、750、650mの三カ所の急斜面の下降は滑り易く注意が必要だった。積雪がある時期にもう一度ワカンを履いて訪れたい尾根である。
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