大垣山岳協会

霊仙山・南西尾根を登る 2018.06.03

霊仙山

【一般山行】 霊仙山(1083m) 成瀬徳幸

  • 日程:2018年6月3日(日)
  • 参加者:L大橋辰夫 他14名
  • 行程:大垣7:30=榑ヶ畑8:25→今畑登山口9:22→笹峠10:32→近江展望11:25→霊仙山12:20~13:10→汗拭峠経由榑ヶ畑14:40=大垣
  • 地理院地図 2.5万図:霊仙山

 時間が少し遅いこともあって、駐車場は手前のも含め一杯だったが、幸い林道の一番奥に駐車出来るスペースがあった。今日のコースは、南西尾根から山頂に登り、汗拭峠に下るという周回コース。2年前の3月に衣斐リーダーで実施されたコースで、前回は福寿草、今回はオオヤマレンゲが楽しみ。

 リーダーから、汗拭峠に登り大洞谷を下るか、榑ヶ畑の手前の地点から林道を経て、植林の中を進む道(地形図では点線がある)どちらにするか提案があった。後者のルートは時間短縮できるが、ヒルがいるかもしれないとのこと。後者のルートをとることとなった。林道が大きく左に曲がるところで杉の植林地に突入した。ヒルを恐れて、歩くスピードが自然と速くなる。鞍部を乗り越すとすぐに今畑の部落が見えてきた。

 今畑の登山口からジグザグの急登、少しペースが速く、汗が噴き出る。今畑集落跡は、クリンソウの群生地となっていたが、花期は既に終わっていた。暗い樹林の中を進んでいくと、少し苦しそうな息をしている参加者がいた。リーダーがペースをさらに遅くしたものの、続行できない。気持ちも悪いとのことだったので、衣斐さんと後藤さんに彼らの下山のサポートをお願いした。

 下山する4名と分かれて、出発。やがて、左手前方に近江展望が見えた。ここからは、緩やかな道となり、笹峠に到着。しばらくすると、高い木がなくなり、岩が露出する急登となる。新人の一人がこの登りに苦戦していた。ストック2本を片手に持ち、空いた手で岩をつかむようアドバイスした。振り返ると今畑の集落がはるか下の方に見えた。急登を登り切ると、1000mの山とは思えない展望となる。

近江展望から山頂方面を望む

 これがこの山の人気となっている。しかし、かつては背の高い笹に覆われていたが、鹿の食害などでこのような景色になったことを考えると単純には喜べない。先を行っていたリーダーからオオヤマレンゲはすでに終わっていたとの報告があった。今年は、季節が随分先行していて、クマガイソウも含め空振りが続く。

 稜線漫歩を十分に楽しみ、昼過ぎ山頂に到着した。

 ここに立てなかった衣斐さんのタケノコは、最高だった。帰りは、避難小屋に向かう途中から、沢コースをとり、尾根道をショートカットした。汗拭峠から4名が待つ榑ヶ畑に帰着した。

(写真、地形図は既に速報で使用したものを再度使用した。)

コメント