大垣山岳協会

霊仙山 2016.03.27

霊仙山

【月例山行】 霊仙山 ( 最高点1094m Ⅱ△ ) 大橋 勉

  • 日程:2016年3月27日(日)
  • 参加者:L.衣斐剛、後藤友、安藤正、佐竹良、丹生統、小倉幹、藤井利、小倉繁、藤井真、林旬子、馬場昭、成瀬徳、米山多、藤井や、阿部育、杉野一、服部功、清水友、大橋勉、岡本雅、大谷早、名和妙
  • 行程:大垣7:00=榑ヶ畑登山口8:05-汗ふき峠8:35-今畑登山口9:30-笹峠10:30-近江展望台11:30-霊仙山最高点12:20~13:00-お猿岩13:35-汗ふき峠14:20-榑ヶ畑14:40─大垣
  • 地理院地図 2.5万図:霊仙山、彦根東部

 広大な山域を持つ霊仙山には柏原道、榑ヶ畑道など、幾つかの登山道がある。今回歩くのは、カルスト地形やフクジュソウ、それに眺望の素晴しい南西尾根コース。私は毎年、花が好きな友人に誘われ残雪期にこのコースを歩いている。

 総勢22人の大部隊はぞろぞろと榑ヶ畑の廃村跡を過ぎて、ひと登りすると汗ふき峠だ。ここから大洞谷筋に降りる。登山道は出水により荒れていて、多くの倒木が流れをふさぐ。獣道に紛れ込まないように注意しながら進む。

 今畑登山口から植林帯の中の坂道を少し登ると何軒かの家が並ぶ今畑集落跡だ。立派なお寺も残り、家々は扉を開ければ住めそうな気がしたが、生活感はない。うら悲しさを覚える集落跡を過ぎると急登となり支尾根に出る。次第に広葉樹の二次林が増える。笹峠を過ぎ、しばらくすると樹木はすっかりなくなり、頂上部が見渡せるようになる。

 笹峠から上の急斜面には昔、ササや草のやぶが繁っていた。それらを握って登ったものだ。今はやぶがすっかりなくなった。雨が降ると、ぬるぬるの泥斜面となり、たいへんなことになる。鈴鹿の山はどこでも、近年草やぶが消えた。シカによる食害説が言われるが、気象変動による温暖化や積雪量の減少も一因かもしれない。

 ごつごつした石灰岩の岩が散在する広々とした山稜を登り、近江展望台を経て霊仙山の最高点に着いた。お目当てのフクジュソウは近江展望台から頂上方面へ300mほど進んだ西側斜面(滋賀県側)一面に咲き誇っていた。石灰岩の白、岩に着く苔の緑、フクジュソウの黄色が印象的だった。

頂上手前で

 下山では三角点、経塚山はパス。やぶも木もない平原上の山肌。自由に歩きやすいコースを下り、汗ふき峠に出た。例年だと、山頂台地からの下りはどろんこ道に苦労するが、この日ぬかるみは皆無。衣服を汚すことなく快適な下山に恵まれた。1094mの最高点からは北方の真ん前に伊吹山が対座していた。登ってきた方向を振り返ると御池岳、藤原岳、鈴鹿の山々が薄い霞みの中に浮かんでいた。

<ルート図>

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