【 一般山行 】 三森山( 1100.7m Ⅲ△ ) 、 水晶山 ( 958m △なし ) MY
- 日程:2024年4月14日(日) 晴れ
- 参加者:L.MM、AM、KF、KM、SD、TS、NY、FT、FM、HY、MY、MK、MY、MH、RH
- 行程:中ノ江駐車場6:00=安八スマートIC=恵那IC=岩村地域特産物直売所=岩村ダム駐車場7:40~7:50-登山口-三森神社8:50~9:00-三森山9:25~9:30-鈴ヶ根展望所10:20-水晶山(昼食)10:55~11:50-登山口12:20=岩村城址13:00~13:55-岩村城下町散策14:05~14:30=恵那IC=内津峠PA(休憩)=安八スマートIC=中ノ江駐車場(解散)16:30
- 地理院地図2.5万図:岩村
4月第3週の一般山行は、昨年悪天で中止となった三森山&水晶山リベンジ企画。MMリーダーのもと総勢15名。ここ数日一気に夏を思わせる気候の変化に戸惑いながらも、本日は快晴予報で天気の心配無し。ただ道中からの恵那山は霞がかってぼんやりしていた。
岩村ダム東に駐車し、三森神社参道入口の鳥居からスタート。
ヒノキ林の幅広の道は、緩やかな傾斜で時折のつづら折りで高度を稼ぎ、道の脇に目に留まる石仏を数えながら歩を進めたが、信仰の山である三森山は、三十三観音が山頂まで続いているそうだ。
参道として木段や案内看板などしっかり手入れさており、思ったほど暑さを感じない快適な歩きが楽しめた。
しばらく進むと、ガードレールと舗装された林道が見え、数台の軽トラックと地元の方々が作業準備をされていた。聞けば、本日は三森神社祭礼の日だそうだ。帰って調べると、本来4月17日が祭礼の日で小学校も休校になり、参道に屋台が出るほどにぎわった時期もあるらしい。昭和59年から4月17日に近い日曜日となった。
しばらく先の分岐から左にある木の鳥居をくぐった先が三森神社。
「天照大神のヘソの緒を切った鎌が祀られ、鎌を垂松瀑に投げて雨乞いした」などの伝えを説明板で確認し、少し先の眺望台地で休憩をとった。もちろん休憩中は地形図で位置確認とコンパス合わせだ。
眺望を期待したが、残念ながら春霞のため、手前の街並みあたり以外、周辺の山名を示す表示板どおりにはくっきりした山々を確認できなかった。
鳥居まで戻り、山腹をトラバースしてしばらく進と、「いわかがみ 見頃4月下~5月上」の看板。花が付くのはもう少し先で次回のお楽しみ。
タムシバとミツバツツジは開花の時期を迎えていた。
さらに行くと、ひめこ松とナラの見事な合体木。
偶然その場に芽生えた2種の木が、その宿命を受け入れ競争・共存しながら成長してきた姿を我々に見せてくれている。仲睦まじいかどうかはともかく、今ではお互いなくてはならぬ存在なのだろう。
しばらく進み三森山に登頂し集合写真撮影。
休憩後は、突然急な100m程の下り、登り返しを地形図通り2回繰り返し、1033mのピークから下りたところに図根三角点。
聞きなれない名称だったが、帰って調べると、国土地理院が管理する国家三角点(1等~4等)や電子基準点に基づき、GPS測量された基準点で地籍測量基準点とも言う。 個人の境界杭の位置の基となる大変重要なものとあった。
高低差をほとんど感じない穏やかな道が続き、「仮トイレ」の案内表示。木の塀の囲いとバケツがある簡易トイレが設置されていた。
鈴ヶ根尾根で休憩後、再び舗装道路を横切りしばらく歩き、四等三角点 「点名・水晶山」を確認。
さらに上り下りの後、最後50m程の急登りで水晶山に無事登頂した。万歳三唱し、長閑な食事時間を50分ほど過ごした。
山頂からの下りは、「急傾斜きけん」の表示があるとおりの傾斜道であったが、木の根に注意しながらストックを巧みに操り、全員が快調に100m程を下りきり、わずか20分あまりで駐車地に戻ることができた。
早い下山だったこともあり、その後車で移動し、日本三大山城(※)の一つとして有名な岩村城址の見学、2018年度上半期放送のNHK連続テレビ小説「半分青い」のロケ地となった岩村町商店街を散策した。放送当時は話題の観光地としてかなりの賑わいがあったが、名残りを示すものは特に確認できなかった。再放送などの機会には、賑わいが再燃するのだろう。
※日本三大山城とは、美濃岩村城(岐阜県)、大和高取城(奈良県)、備中松山城(岡山県)であり、話題となった岐阜城は残念ながら含まれていませんでした。
地理院地図
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