大垣山岳協会

雪上落書きに・貝月山 2021.02.21

貝月山

 貝月山 ( 1234.25m Ⅱ△ ) 丹生 統司

 先週末岐阜県西濃地方には大雪警報が発令された。この数年貧雪に悩まされてきた山屋にとっては朗報である。新雪に落書きを残すチャンス、仲間と貝月山に出かけた。ルートは貝月谷左岸尾根から右岸尾根(夏道ノーマルルート)の周回である。

<ルート図>
  • 日程:2021年2月21日(日)快晴
  • 参加者:L.丹生統、小栗敦、田中恵、藤野一
  • 行程:栃の実荘駐車地7:20-日坂ゲレンデリフト終点8:15-貝月山頂11:00~55-小貝月12:20-第2ゲレンデ分岐13:30-栃の実荘駐車地14:10
  • 地理院地図 2.5万図:横山

 深雪を想定して大垣を早立ちした。日坂ゲレンデ駐車地に一番乗りで有った。貝月谷に沿って林道を詰め連絡橋を過ぎるとスノーシューのトレースがゲレンデ上部に向かっていた。

 トレースは終点リフトに向かっていた。どうやらゲレンデ周回のスノーシューウォーキングの足跡のようだった。

 向かう尾根にトレースは無かった。やっと自分達の足跡を残す登山が出来ると喜んだ。

 太陽が昇ると東斜面の梢から木漏れ日が射して気温が上昇した。雪が重たくなった。

 雪庇が張り出しており樹木との際を進む、時折落とし穴にはまり無駄な体力を消耗した。

 尾根に石楠花が出現するとルートの見極めが重要となった、行き当たりばったりだと藪に遮られる。獣道を旨く利用するのがコツだ。

 東の貝月谷に向かって斜面が堕ちていた。背後に天狗山が見えて右端に小津権現山見えた。

 尾根には天然ヒノキの巨樹が幾本か有った。建築材には不向きだが枝を奔放に伸ばした樹形が力強くて見とれた。

 標高1130mの高みに出ると山頂の展望台が見えた。遠くから見るとジャングルジムのようだった。

 尾根を歩いていると夏道の有る小貝月から「ヤッホー」のコールが有った。眩しいほど白い雪に落書きを残して歩く幸せ、大勢の登山者が行き交う道では味わえない至福に浸る。

 兎が気まぐれに残した足跡、残念だが動物のように気ままに雪の上は歩けない。

 品又谷の支谷を挟んだ尾根と合流すると山頂の展望台が近くなった。兎の遊び場を過ぎると雪上絵の落書きも終わりが近くなった

 山頂には登山者が一人いた。雲一つない天候で360度の大展望は我々+1人の独占であったが残念かな春霞で能郷白山も伊吹も霞んでいた。しかしブンゲンや金糞、蕎麦粒など近場の山は手に取れそうだ。花房山の特徴的な山容もしかりであった。

 山頂で小一時間の休憩中にノーマルルートから続々と登山者が到着した。日本山岳会岐阜支部の見慣れた顔に会って長居をしたい思いに駆られたがコロナ禍での登山である。山頂から北の尾根に我々の落書きを確認すると早々に下山に掛かった。

 下山は貝月谷右岸の夏道を歩いたが登山者の多いのにビックリした。登りで使用したワカンをそのまま履いて下山したがツボ足でも大丈夫なくらい踏み固められていた。

 栃の実荘のあるゲレンデは大勢の家族連れで賑わっていた。我が家の孫たちも誘って雪遊びもいいなと思った。完

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