大垣山岳協会

思いがけない春の雪に驚く 貝月山 2018.04.08

貝月山

【月例山行】 貝月山 (1234.2m Ⅱ△) 山口朗

  • 日程:2018年4月8日(日)
  • 参加者:L 後藤正 他13名
  • 行程:大垣7:00=揖斐高原栃の実荘駐車場7:50~8:10-ヒフミ新道出合9:00-長者の里コース分岐10:20-貝月山頂上11:00~11:15-分岐11:40-1050m地点12:00~12:30-栃の実荘駐車場13:30~14:00=中之江駐車場15:00(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:横山(岐阜11-2)

 貝月山は奥美濃の山の中ではポピュラーな山で、2週間前は夏日の続く天気だったから、申し込んだときにはハイキング気分だった。しかし日頃の行いの悪さからか、前日からの冬型の気圧配置で、山行当日は池田山から奥美濃の山は雪景色となっていた。貝月山の登山コースとしては、長者平コース、ヒフミ新道コース、ふれあいの森コースがあり、今回はヒフミ新道を登った。天気さえ良ければ、途中にイワウチワ、頂上から少し下がるとシャクナゲの群生地があり、美しい花が楽しめるはずだった。

 計画では林道終点の避難小屋からの登山だったが、積雪のため林道が通行できず、第一リフトの起点からのスタートとなった。ゲレンデを直登し、第一リフト終点に到着。雪は思ったより多く、20㎝くらいの積雪で風もかなり吹き、プチ冬山訓練の様相となった。稜線をラッセルしながら進む。小貝月山分岐に到着しても雪、風は収まる様子はなかった。視界も悪く景色を見る余裕もなく、やっとのことで頂上に到着した。天気が良ければ頂上からは御岳、乗鞍、北アルプス、白山等名だたる名峰を見ることが出来るはずだが、山座同定は次回の楽しみということになった。

 バンザイと写真撮影の後、リーダーから予定を早め下山し途中で休憩するとの指示。あわただしく下山開始し、かなり下って風裏で日当たりの良い場所を見つけ、思い思いに食事を摂った。短い昼食休憩後、下山し、無事にゲレンデまで戻ってきた。今回の山行の教訓は、春山とは言え天気の急変に対応する装備を準備することが必須だということを実感した。私自身、貴重な山行になった。

<ルート図> [ 横山(岐阜11-2)]

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