【 個人山行 】 貝月山 ( 1234m Ⅱ△ ) 成瀬 徳幸
- 日程:2019年3月19日
- 参加者:Eさん、Yさん、編集者Nさん
- 行程:駐車地7:40→山頂10:10~11:10→駐車地13:10
- 地理院地図 2.5万図:横山
我が会の女性陣は時にはそれとなく、時にははっきりと男どもに山の誘いをかけてくる。これに弱いのが我が会の男性陣でなんとかしなければと思ってしまう。会の公式行事は、毎週あるわけもないので、山に行きたくてたまらない女性には少しものたらないという理由からだと思う。行き先を特定せずに誘ってくる人もいるので、男性陣の方でその人に適した山選びに少し悩む。
だけど、こうした山登りばかり続けているといつまでたっても経験は積むことができない。たまには、一人あるいは親しい人を誘って、自ら山行を計画し、実行することが大切だと思う。
前置きが長くなってしまった。(これだけでこの記事を読まなくなる読者もいるかもしれない)今日の貝月山は、ある女性からの誘いと腰を痛めたE氏との絡みの中で編集者の提案で決まった。3月の貝月山は普通なら貝月ゲレンデにも雪があるが、今年は暖冬だから林道の終点の避難小屋まで行けるかもしれない。そうなれば簡単に山頂に立つことができ、初心者+腰痛め者も参加できると考えた。
昨夜から今朝の冷え込みは冬に戻ったようで林道のぬれたところは凍結している。林道終点にあと少しのところまで登ってきたが、かなり堅い雪が前方にあったのでここで車を停めた。
雲一つない青空で林道終点からの展望は素晴らしく、山頂で最高の展望が期待できることを確信した。この登山道は幅も広く、なだらかでしかも植林帯が少ないこともあって、どの時期に来ても楽しめる。登り進めるうちに雪が出てきた。予想したよりも雪が残っている。登山道が北側に設置されていることも多くの雪が残っている理由だ。
小貝月の急な登り、堅い雪とさらさらした雪のミックス。アイゼンを使う程でもない。めったに寄ることのない小貝月のピークに立った。5万や20万の地図を出さなければならないほどの大展望に恵まれた。見る角度が変わると見知った山でも同定が難しい。あれほど見てきている花房山と小津権現がよくわからない。
小貝月から一旦下り、少し登ると展望台が間近に見えてきた。
山頂は少し土が出ているところもあるが、まだまだ雪は残っている。
金糞岳が見えた。槍穂高連峰は見えているが、槍の穂先はわからない。
天狗山の右左に広がる山々も同定が難しい。烏帽子は形から確認できる。冠、若丸は難しい。昼食のための休憩後、下りにかかる。直下で単独の男性と女性、いずれもアイゼンを付けている。小貝月の手前で男女のペア。気温はぐんぐん上昇し、雪は腐ってくる。この言葉に新人のYさんが反応した。この意味がわからないようだ。もちろん私たちもなぜこのような言い方をするのかわからない。
駐車地まで戻り、あとは定番の「白龍の湯」に浸かる。新人のYさんにしっかり言っておいた。是非、今度は自らが計画を立てて、お友達を誘って欲しいと。絶好の天気、残雪、最高の展望3人とも大満足だった。
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