大垣山岳協会

相戸岳 2024.02.04

相戸岳

月報「わっぱ」 2024年3月(No.508)

【 月例山行 】 相戸岳 ( 671.7m Ⅱ△ ) ST

  • 日程:2024年2月4日(日)(曇りのち晴れ)
  • 参加者:CL.FI、SL.NT、AM、KM、KF、GY、SM、ST、TS、TK、NY、FT、FM、HN、MK、YC、RH
  • 行程:中之江駐車場7:00=県道77号=国道256号=ラスティン洞戸=教龍寺駐車場8:00-西回りコース登山口8:30-尾根分岐9:00-502m岩場9:55-大岩-相戸岳10:15~11:10-(東回りコース)-教龍寺駐車場12:25=中之江駐車場13:40(解散)
  • 地理院地図2.5万図:下洞戸(岐阜3-3) [北緯35°37′、東経136°47′]

 相戸岳は大垣山岳協会が選定した美濃百山A級の山である。またこの山は山県市の三名山「舟伏山、釜ヶ谷山、相戸岳」の一つとなっている。山県市の天気は曇り後晴れの予報。出発した時は時折小雨がフロントガラスに付き心配したが、教龍寺駐車場に着くころには青空が見え始め今日の山行は快晴が予想された。

 奥にある白山神社に参拝してから車道を北に進む。数百メートルほど歩くと家屋があり、隅の方に相戸岳西回りコースの標柱と直ぐ先に林道終点の標札があった。しばらく植林された薄暗い谷沿いを緩やかに登ると標高380mの尾根分岐に着いた。リーダーから水分補給と衣服調整をしてくださいとの伝達がありそれぞれ一息をいれた。尾根分岐を右に登ると山頂だが、地図をみると左の整備された道には鳥居の印があるので奥の院があるのだろうか。

 ここから急坂の尾根を辿っていくが、雑木林の隙間から時折西隣の山の岩場が見えてきた。標高502m付近からはこの尾根にも大小の岩場が現れ、登山道は狭くなってきた。傍らにはトラロープもあり、また高度が上がると大きな大岩もあるが、ありがたい事に大岩を迂回する道が造ってある。急斜面になると木の枝を使用した階段も設置してあり、山県市民のこの山に対する思いが伝わってきそうだ。

尾根で立ち休憩

 急坂の登山道には椿や山桜の木が沢山あり3月になったら色とりどりの花が咲くことだろう。山頂直下までくると相戸岳の目印である国旗が見え、登りきると山県市のキャラクターである「山県さくらちゃん」が迎えてくれた。

岩混じりの急な尾根を登る

 真っ青な空の中Fリーダーと手を合わせて総勢18名が登頂を祝った。山頂からは、北東に高賀三山、西に雪の霊仙山、伊吹山、小津権現、花房、雷倉、南に金華山、百々ヶ峰、恵那山、などの大展望を眺めながら少し早いが美味しい昼食と山談話に花が咲いた。

快晴の山頂で参加者一同

 下山は周回の計画なので東回りコースの南尾根を下りる。落葉した広葉樹林の中を降りると岩場がでてきたが、小さな岩なので難はない。ふかふかの落ち葉を踏みながらの下山は足取りも軽く一気に高度が下がる。やがて民家が出てきて東コース登山口に着いた。右折して舗装道を歩くと樹齢何百年かわからないが大杉が見え白山神社に到着した。

 きょうの山行は冬の寒さの中にも春の気配が感じられ、まさに立春であった。

<ルート図>

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