大垣山岳協会

相戸白山神社のご利益で最高の眺望となった相戸岳 2024.02.04

相戸岳

【 月例山行 】 相戸岳 ( 671m Ⅱ△ )MY

  • 日程:2024年2月4日(日)(曇りのち晴れ)
  • 参加者:L.FI、AM、KM、KF、GY、SM、ST、TS、TK、NY、NT、FT、FM、HN、MK、YC、RH
  • 行程:中ノ江駐車場6:50-ラスティン洞戸(休憩)-相戸白山神社前駐車地8:05~8:20-相戸岳10:15~11:10-相戸白山神社駐車地12:35~12:50-ラスティン洞戸(休憩)-中ノ江駐車場14:00(解散)
  • 地理院地図2.5万図:下洞戸

 2月月例山行として、美濃百山A級の山、相戸岳。駐車地の案内板には、おおよそ次のような内容が記されていた。

  • 相戸岳は、明治期以前より、神の住まわれる峯「神王峯」、通称「岳山」と呼ばれ、地元住民から大切に崇められてきた。
  • 明治42年、二等三角点(柿野)が頂上に設置、測図され、5万分1地形図(上有知)に頂上記号△が表記されたが、山の名称は記されなかったため、平成17年に地元有志が国土地理院に申請し、2万5000分1地形図(下洞戸)に「相戸岳」の名が記されることとなった。
  • 時代とともに自治体名こそ変遷したが、現在も乾地区の象徴として変わらず愛され親しまれ、案内看板設置など登山道もしっかり整備している。
  • 平成25年からは、山県市が同じ市内にある舟伏山、釜ケ谷山の三山を、「山県市名山巡り」としてPRを開始し、市内外から多くの登山者がある。

 目的の駐車地が近づいた頃、フロントガラスに雨滴があたり、雨具を着てのスタートかと心配したが、何とか持ちこたえ、見事な大杉のある相戸白山神社で参拝して登山開始。

 美濃百山A級の山であるためか、比較的在籍の浅い会員など総勢18名もの参加者。女性が多く、いつにも増し賑やかな出発となった。民家のある舗装路から相戸岳登山口(西ルート)で衣類調整を行った後は、谷筋を長い一列縦隊で登った。 

 このあたり春先以降は、ヒル対策を万全にして歩く必要がある。

 急登りで18名もの集団であるため、いつになくゆったりペースの進行となったが、傾斜地をゆっくり歩くのもバランス確保が意外に難しいものだ。

 最後尾で進みを待つ間、写真撮影する時間はたっぷりあったが、花を研究したり楽しむ時期でもない。今日は足元の落ち葉が妙に気になった。樹木は葉を見て区別するくらいの基本は知っていたが、よく見ると形状やトゲの有無などいろいろな種類の葉があるものだ。最初に気になったトゲ?のある葉は、帰って調べると、木肌も特徴的なアベマキだったことがわかり、ついでにクヌギとの違いも知識となった。

 小休止の時も現在地確認とコンパス修正することを習慣にするようアドバイスあり。

 その後は、尾根裾を進み、東へ向きを変える前に振り返ると、木々の合間から伊吹山を確認することができた。

 この頃には青空が広がり、山頂での眺望が期待できた。

 親切過ぎるほどの案内看板を確認し、大岩を通過後した後、最後の急登を頑張ったが、急傾斜を後ろから撮影しても斜度をなかなか上手く伝えられない。

 ほどなくして国旗掲揚してある山頂に到着。スタート時に白山神社を参拝したご利益であるのか、暖かな陽が注ぐ山頂からのパノラマ絶景は抜群だ。青空バックに空中に浮かぶように見えた理事長が、笑顔のメンバーを撮影してくださり、早めの昼食タイムを長く楽しんだ。

 それまで貸し切り状態の山行だったが、次の登山者集団の到着があったため、少し早めに切り上げ、予定どおり周回として、東ルート登山口を目指して下山開始。

 落ち葉でスリップしやすい急傾斜もあったが、いつもながら下山はハイペースだ。リーダーに続く80代の先輩メンバーの方も、両手のトレッキングポール巧みに快調に下り、ほぼほぼノンストップで70分余り、12時35分駐車地に全員無事到着。もう一度周回しようかと言う強者の声もあるほど珍しく速い下山となった。

 ここで本日初めての花。春の訪れが近いことを知らせるように咲いていたのは、寒咲きキンセンカ?でしょうか。全く気に留めず失礼しました。

<ルート図>

地理院地図


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