大垣山岳協会

銚子ヶ峰 2023.06.04

銚子ヶ峰

月報「わっぱ」 2023年7月(No.500)

【 月例山行 】 銚子ヶ峰 ( 1810.4m Ⅲ△ ) MY

  • 日程:2023年6月4日(日)(晴れ)
  • 参加者:CL.SK、SL.GM、KM、NY、MY、MM、YC
  • 行程:三城交番西駐車場5:00=岐阜各務原IC=白鳥IC=道の駅「白山文化の里長滝」=石徹白登山口7:00~7:20-銚子ヶ峰10:40~11:40-石徹白登山口14:15~14:30=満天の湯=白鳥IC=岐阜各務原IC=三城交番西駐車場17:45(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:二ノ峰(金沢4-4)[北緯36°04′/東経136°46′]

 6月月例山行として予定された銚子ヶ峰、別山(三ノ峰避難小屋泊)1泊2日の計画は、台風2号接近による影響などを考慮し、銚子ヶ峰までの往復日帰り山行となった。

 岐阜県側から白山へ向かう美濃禅定道を石徹白登山口からスタート。急な石段で始まり10分ほど登ると、特別天然記念物「いとしろ大杉」が現れた。樹齢1800年とあったが、長きにわたって信仰に向かう人々を見守ってきたのだろう。

 そこからが本格的な登山道で、新緑の眩しい広い尾根道をゆったり登った。クマの多い時期なので、その対応策などについてリーダーからアドバイスがあったのだが、実際に遭遇した場面では、恐怖で何も考えられないかもしれない。

 1400m付近から本日一斜度のある「おたけり坂」を頑張り、登り終わったところに白山開祖の泰澄を追ってきた母が雨宿りしたと伝えられる岩屋があった。ほどなく視界が開け、左前方にこれから向かう銚子ヶ峰が現れ、山頂付近のわずかな残雪がはっきり確認できた。そのあたりから、足元にはツバメオモト、ツクバネソウ、チゴユリ、イワカガミなど様々な花々が咲いており、見つける度にリーダーから説明をいただき、それらを撮影しながらののんびりした歩きを楽しんだ。

 何とも心地良いブナの森を進み、本来泊まる予定だった避難小屋に思いを馳せながら、神鳩ノ宮避難小屋に到着。避難小屋だが意外にしっかりした造りで、装備品も充実していることがよくわかった。来年の再挑戦も考え、すぐ横にある水場を確認しようと全員で急傾斜を下ったが、先が長そうなので断念、引き返し休憩した。

 避難小屋の少し先から進路を北西に変え進んだあたりからは、低いササの道になり視界が広がり、「母御石」という大岩が現れた。何より岩の上からの絶景が素晴らしかったが、岩に閉じ込められたと伝わる泰澄の母の目にはどんな景色が見えていたのだろう。ミヤマキンポウゲ、ミツバオウレン、オオバキスミレといった亜高山帯の花も現れたお花ロードを進み山頂へ向かったが、これほど多くの花が楽しめる山行に皆大満足であった。

 山頂で別山をバックに集合写真を撮った後、少し下った眺望の良い岩場へ移動して昼食タイム。昨日の天候が良ければ、目の前にはっきり見えている一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰を歩いていたのだと残念に思いながらも、次の機会への思いを共有した。

今回断念した別山をバックに参加者一同

 同じ道を戻る帰路は、周りの山々や花木を横目に快調に歩き、当初予定時刻どおりに下山できた。途中、小学生の女の子2人と母と思われる女性が我々を颯爽と追い抜いて行ったが、一体何処までの往復だったのだろう。強く、たくましい女性に育つことを感じさせる光景だった。

 下山後には、多くの登山者が立ち寄る「満天の湯」で汗を流し、さらに道の駅へ立ち寄った後は、ノンストップで無事帰還した。

 次の機会には、必ず別山まで足を運びたいと強く思わせる余韻の残る日帰り山行だった。

<ルート図>

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