大垣山岳協会

南宮山 2023.01.26

南宮山

月報「わっぱ」 2023年3月(No.496)

【 週日山行(安全祈願山行) 】 南宮山 ( 419.0m Ⅱ△ ) NT

  • 日程:2023年1月26日(木)(曇り後晴れ)
  • 参加者:L.NT、IY、OS、SE、ST、SS、TS、HT、FT、FM、HY、MY、MK、MT
  • 行程:岐建駐車場8:25=南宮山登山者用駐車場8:45~9:00-真禅院散策9:10~9:20-朝倉山10:00~10:05-南宮山11:55~12:05-展望台12:45~13:30-南宮大社14:35~15:05=岐建駐車場15:20(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:大垣(岐阜8-4)[北緯35°21′、東経136°31′]

 岐建荒尾駐車場から10人が2台に分乗し、裏道を通って南宮山登山者用駐車場に到着。ちょうど不破高校へ通学する生徒たちを見ながら「この坂道を3年間通うとさぞや健脚になるだろうなぁ」などと思いながら準備を進め、現地合流の2名を加えた12名で出発。三重塔のある朝倉山真禅院を散策してから、すぐ脇の柵を開け登山開始。

 10年に一度の寒波との予報があったものの積雪はほとんど無く、一面白く雪が付いた程度の傾斜地を25分ほど登るとすぐに朝倉山に到着。衣服調整をした後、しばらく進み少々危険のある下り傾斜が始まる手前で、“安全祈願”の山行でもあるためリーダーより「念のため軽アイゼン付けて」の号令。遅れて出発した2名もここで合流し14名となった。久しぶりに装着する方があり若干ロスがあったものの、全員が無事下りきったところで本日の軽アイゼンの出番は終了。そこからは次第に雪が増える尾根をぐんぐん登る。

馬の背状の尾根を慎重に超える

 主稜線に出て南へ向きを変えたあたりからは陽の光が差し込み、時折風で雪が舞う中、雪を踏み締める心地良い音を聞きながら爽快に進んだ。時折木の枝に積もった雪の爆弾を受けて大騒ぎしている童心に還ったようなメンバーの姿が微笑ましく感じられた。

 昨年は思わぬ大雪で若干道迷いがあった話などするうちに南宮山山頂に到着。そこには角のしっかりした二等三角点があったが、左から「二等」と表記されているものは比較的新しいものであるそうだ。集合写真を撮影し、IYさんの音頭で登頂の万歳三唱した後すぐに出発。

 何重もの濡れた落ち葉で滑り落ちそうになる下りと登り返しを2度行った後、東から南方面が開けた展望地に12時45分到着。名古屋のビル群がはっきり確認できるほど好天の下、少し遅めの昼食タイムを45分間楽しんだ。

 そこからの下りは、今までと違って落ち葉はほとんど無く、踏み固められた雪道はかえって滑り易いため慎重に進むこととなった。途中、四等三角点(点名・南宮)を確認した後は、一気に南宮大社横まで1時間ほどで下山した。靴を履き替え、身だしなみを整えた後、14人で本殿に上がり、大垣山岳協会の今年一年の安全登山祈願のお祓いを受けた。

 今年一年の健康と安全を願うばかりであるが、安全な登山のための準備やルールがあることも改めて考える安全祈願登山であった。

<ルート図>

地理院地図


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