大垣山岳協会

焼岳体験山行報告 2018.07.21

焼岳

【 個人山行・体験山行】 焼岳(2444m △なし ) 丹生統司

  • 日程:2018年7月21日(土)晴れ
  • 参加者:丹生統、藤井利、大谷早、山本知
  • 行程:大垣4:00-中尾温泉駐車場7:15-登山口7:35-中尾峠10:25-焼岳山頂11:40
  • 地理院地図 2.5万図:焼岳

 当会では年に2回の市民登山以外にも一般参加者を募っての体験山行を実施している。今回は、有名山岳の焼岳だったが、早朝に出発ということもあり、一般参加はゼロであった。幸い、5月に入会したばかりの山本さんが参加してくれたので、何とか体裁を保つことができた。

 連日の猛暑だが、ここ中尾の駐車場はひんやりとして心地よい。

 硫黄の匂いのする林道から小沢を渡って尾根に上がる。ブナやツガ、ミズナラの巨木・古木に感動して歩を進めると「白水の滝」の覗き場に、豪快な滝に見とれた。

 振り返れば笠ヶ岳の突兀(とっこつ)した雄姿が樹間から覗いていた。

 道脇に白い可憐な花を見つけた。帰って調べるとコバノイチヤクソウとわかった。

 辛い急傾斜の大岩の窪みにヒカリゴケを見つけ、疲れた足を止めて観賞した。

 秀綱神社に到着。三木秀綱は秀吉に反抗し中尾峠から島々まで逃れるもそこで殺された。それを悼んで祀ったのだろうか。

 中尾峠に咲くアザミは紫が濃くて奇麗だ。

 峠に着くと飛騨側から心地良い風が上高地へ抜けていった。

峠から上高地

 足元は火山岩の風化したザラ場で歩き辛い。山頂のドームを目指してつらい登りが始まった。

笠ヶ岳から抜戸岳、写真右に点のような槍ヶ岳から左に西鎌尾根が続いている

 背後に穂高。右より明神岳から前穂高、吊り尾根を経て奥穂高、ジャンダルム、西穂高。槍が点で見える。

 コルに登りきると中ノ湯ルートと合流した。将棋の駒を積み重ねたような南峰が前方にひと際高かった。

 噴気孔の周りは硫黄で黄色い。火山活動は幾分落ち着いてきたのか煙が少なく感じた。

 そして山頂着。360°の展望は苦労して登ったご褒美、眼下に上高地の赤い屋根、梓川の蛇行も確認。

 焼岳の体験山行は4人でしたがその分スキンシップも図れて楽しい山となった。何より天気に恵まれ絶景をプレゼント出来てよかった。

 次回の体験山行のお知らせをします。同じく日本百名山の恵那山に登ります。会員と一緒に登る山行ですので、奮ってご参加ください。
〇日時 8月26日(日) 集合午前5時 集合場所 岐建荒尾駐車場
〇行程 最もポピュラーな長野県阿智村の広河原登山口から登ります 登り約3時間
〇申込先 丹生統司 090-1628-0059

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