【 個人山行・ 育成強化山行 】 焼岳北峰 ( 2444m △なし ) 丹生 統司
- 日程:2019年12月15日(日)晴れ
- 参加者:L 丹生統、西村洋、小栗敦、大谷早、清水克、伊藤正、吉田千、中田英、佐藤大、後藤正 10名
- 行程:新中ノ湯登山口7:30-標高2000m9:10-焼岳山頂11:15~12:05-登山口14:15
- 地理院地図 2.5万図:焼岳
クリスマス前後の本格冬山シーズンを前に焼岳の日帰り登山をしてきた。この日標高約1600m付近登山口の積雪は18㎝ほどでワカンを使用するほどではなかった。先行パーティーの足跡を追った。
深い針葉樹の森から抜けると焼岳南峰と東峰の双耳峰が仰げた。東峰東尾根の右には穂高も見えた。
北峰とのコルから続く南峰への岩稜は岩が不安定で登山が禁止されている。その真下を右上トラバースして噴気孔を目指す。更に北峰岸壁の下をトラバースして中尾ルートとの合流地を目指した。
中尾ルートとの合流点に着くと西穂高から続く穂高の全容と槍ヶ岳の黒い岩塔が見えた。眼下に梓川が白く蛇行し上高地の帝国ホテルの赤い屋根が見える。中尾ルートにトレースはなかった。
山頂からは南峰の南に安房峠より続く十石山、乗鞍岳の大きな山容が、氷化した雪面が陽に映えていた。
南峰の西には雲海がたなびき飛騨の低山や市街を覆っておりその先に白山が白い帯を北に延ばしていた。
蒲田川を挟み笠ヶ岳から続く飛騨のアルプス、槍ヶ岳の黒い岩塔が白い帯と青い空の間にクッキリ。
12月、2400mの山頂が素手で過ごせる小春日和の暖かい好天日を満喫した。穂高をバックにスマイル。
積雪状態によっては南峰南尾根から直接焼岳最高点の南峰(Ⅱ等△、実際三角点は噴火で吹き飛んだか埋もれたかで見つかっていない)を、とも思ったが尾根下部に積雪は少なく笹藪漕ぎを強いられそうで断念した。今冬季初登山は好天でついていたが又1年老いを自覚させられる雪山初めでもあった。
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