月報「わっぱ」 2017年5月(No.426)
【 週日山行 】 白草山( 1641m △なし )、箱岩山( 1669m Ⅲ△ ) 岩田 嘉明
- 日程:2017年4月20日(木)
- 参加者:L.丹生統、SL.大橋辰、小倉幹、後藤友、衣斐剛、林旬子、桐山美、岩田嘉、米山多、成瀬八、服部功、馬場昭、大谷早、加藤賢
- 行程:大垣6:00=東海北陸道=東海環状道富加関IC=県道58号=平成こぶし街道=国道41号=下呂市乗政温泉黒谷林道ゲート8:25~40-登山口9:20-白草山11:10~12:10-箱岩山12:25-駐車地14:30=大垣17:10
- 地理院地図 2.5万図:
乗政温泉を過ぎて黒谷林道に入り営林署のゲート前に駐車。大きな登山案内板と右白草山、直進寺田小屋山の標識があった。ゲートを越してゆるやかな登りの林道を進む。広い整備されたガラ石道路だ。右側は深い谷でガードレールや鉄柵がある。快調に進むと30分ほどで左側に大きな垂直の岩壁が現れてまもなく黒谷林道は終点。ここが実質的な登山口だ。右の沢にかかる木橋は朽ちて少し傾いていた。これを渡り谷の右側を登って進み、谷が下の方に離れたころ急斜面のヒノキ林の中のジグザグ道となる。石ころが多くて歩き辛い道が白草山の県境稜線へと延びていた。
白草山は15年ほど前に登った思い出の山。御嶽山が間近に迫り来る岐阜・長野の県境の山。その雄大な姿が忘れられず、この山行に参加した。朝から快晴、春霞もなく絶好の登山日和。こぶし街道に入ると沿道のコブシが満開、桜も花桃も花盛り。目的地の乗政でも花で迎えられた。
稜線に出ると刈り払われたササの間から遠くに麓の竹原集落の家々や田畑がよく見え、行く手左には岩場の多い箱岩山の山容。三つの岩が重なった三ツ岩が近づくと道の両側にショウジョウバカマが競って顔を出し、小さなセリバオウレンの花をリーダーが見つけてくれた。やがて右前方に白草山のなだらかな緑の頂上が見えてきた。尾根を登りきり白草山と箱岩山の鞍部に下ると目の前にササ原が広がり、その向こうには白く神々しい御嶽山が少し噴煙を上げて間近に迫って来た(写真①)。この雄大な姿に一同歓声を上げ、雲一つない今日の天気に感謝、感謝。
ほとんど雪のない草原を歩くと広い白草山の頂上だった。360度の大展望、大きな御嶽山、左手には乗鞍岳、遠くには白山。リーダーの発案でまず御嶽山に向かって噴火の犠牲者へ追悼の合掌。続いて頂上の表示板に向かって新人の加藤賢司君の発声で万歳を三唱した。
下山途中、白草山より少し標高の高い箱岩山に立ち寄った後、鞍部に戻り、往路を下山した。
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