大垣山岳協会

体験山行 白草山に登る 2019.05.18

白草山

【 個人山行・会友体験山行 】 白草山( 1641m △なし ) 丹生 統司

  • 日程:2019年5月18日(土)曇り後晴れ
  • 行程:大垣5:00-黒谷林道ゲート7:40-登山口8:20-箱岩山分岐10:10-白草山山頂10:30
  • 地理院地図 2.5万図:宮地

 春の市民登山参加者等を対象に募集した体験山行を下呂市の白草山で行った。先ず黒谷林道ゲートで地形図による現在地の確認をした。登山道の整備された山は地形図をおろそかにしがちで、つい見る機会を逸してしまう。地形図で現在地を確認する習慣を身につける重要さを説明して出発した。

黒谷林道を約40分歩いて登山口着、木製の橋はかなり古く一人先に渡って安全を確認して全員で渡った。

 春の芽出しの頃の尾根歩きは楽しい。ショウジョウバカマの花がうす紫から高度を稼ぐごとに濃い赤が増してくることに気付いた。コシアブラの新芽は食用に採取して家庭への土産とした。微妙なバランスでサンドイッチ状に重なった三つ岩。

 三つ岩を過ぎて雲がきれると山頂方向が緑の絨毯の先に見えた。雲が低くく冷気を含み風は冷たかった。

 箱岩山分岐で水芭蕉を観察して記念写真を撮った。ここは雪が遅くまで残り水芭蕉を見ることが出来る。

 箱岩山分岐を過ぎて尾根を跨ぐと、まだ残雪を豊富に纏った雄大な御嶽山が目の前に裾野を広げていた。

箱岩山分岐からの笹原につけられた登山道を振り返った。中央の高見が箱岩山1669m三等三角点。

 雄大な御岳をバックに山頂で記念写真。白い噴煙は雲で分かりづらいが今日も確認できた。前回は犠牲者の冥福を祈って全員で黙とうをしたが今回は他の登山者もおり心で祈った。

 参加者の皆様には一生懸命山野草の名前や山歩きの楽しさをアピールしたが評価は如何であったろうか。何かのご縁でせっかく親しくなれたのだから全員が大垣山岳協会に入会してくれれば嬉しい。

<ルート図>

 秋の市民登山は籾糠山(10月20日(日)を予定)である。自然の宝庫と呼ばれ人気の山であるので、沢山の参加を待っている。山が好きな市民の方との触れ合いが今から楽しみである。また秋の体験山行は紅葉の大日岳であり参加者が満足していただけるよう準備万端で臨みたい。

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