【 月例山行 】 白草山 ( 1641m △なし ) 丹生 統司
白草山はクマイザサの絨毯に覆われた高原が美しく御嶽山を間近に仰ぐ展望台である。
日程:2021年9月5日(日)晴れ時々曇り
参加者:L.竹森せ、安藤正、岩田嘉、大谷早、小倉繁、加藤美、金光鏡、清水友、清水満、田中恵、丹生統、藤井利、藤井真、藤野一、堀 洋、宮澤健、村田美、山本知、吉田正
行程:黒谷林道ゲート8:45-林道終点登山口9:20-箱岩山分岐11:15-白草山山頂11:30~12:15-林道終点登山口14:00-ゲート14:35
地理院地図 2.5万図:宮地
連日ヤキモキするような天気である。天気予報は前日夕方にならねば当てにできず気象予報官に「しっかりせい」と言いたい。今日もリーダーは決行か否か難しい判断を迫られた。
大垣を出る時は青空が出ていたが2時間半の長距離移動中に何やら雲が低くなって怪しくなった。しかし天候は回復傾向と判断した。
黒谷林道は行き止まり終点となって、これより山道となるが谷に架かる木橋が古く慎重に距離を置いて渡った。
連日の降雨で水量が多く岩を噛み砕けて沢音が谷に響いていた。また谷沿いの道は苔むした石が多く滑りやすくて足元に注意が必要だった。
尾根に出ると風が時折吹き抜けた。青空が覗いたかと思う間なくガスが湧いて辺りを包んだ。晴れていれば、この辺りから山頂へ続く笹原の尾根がみえるのだが今日はお預けだ。
三ッ岩と呼ばれる奇岩、三ッの岩が倒壊せずに旨くバランスをとって重なっている。
箱岩山との分岐にあるミズバショウだが大きくなるとこんなになる。漬物にしたら美味しそうにみえるのだが。
分岐でやっと休憩タイム、コロナ禍を忘れて会話が弾む。参加者全員がワクチン2回接種完了しているのでマスクなしも許容範囲としよう。
分岐から東に下ると正面に御嶽山がデーンと君臨しているのだが、今日は雲が低く垂れて山頂部を隠し裾野しか見えなかった。残念である。
この写真は2017年4月に同じ場所から見た御嶽山である。今日晴れていれば御嶽山がこのように見えたはずだった。
背後を振り返れば笹原の高みに針葉樹の林を載せて箱岩山が控えていた。
足元にアキノキリンソウが多かった。
クマイザサ(シナノザサ)の青い海原が山頂まで続く、名の由来である笹の葉を数えると確かに9枚あった。青みが深く古くから薬草に使われ抗菌作用や免疫力向上の効果があるそうだ。葉が広く飛騨では笹寿司に使われている。
山頂には天端の四隅を三角に削った御料局の三角点があった。
山頂の山名柱を囲んで記念写真。晴れていれば背後に御嶽山が浮かんでいるのだが生憎雲が低くて対面は次回迄お預けとなった。それでもいい汗をかいて広い山頂を吹き抜ける風に満足し万歳をした。
広い山頂は我々だけだった。思い思いに気の合う者同士で昼食を広げた。完
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