月報「わっぱ」 2015年11月(No.408)
【 市民登山(月例山行) 】 御在所岳 ( 1212m Ⅰ△ ) 佐竹 良彦
- 日程:2015年10月4日(日)
- 参加者:L.佐竹良、ほか15名、一般参加者18名
- 行程:大垣6:30=鈴鹿スカイライン裏道登山口8:30-藤内小屋9:20-藤内沢分岐10:10-国見峠11:05-御在所岳頂上11:50~12:45-武平峠14:20=大垣
- 地理院地図 2.5万図:御在所山
一般参加者18人、会員16人の総勢34人は大型マイクロバスで裏道登山口に着き下車。3班に分れて出発。鈴鹿山系の盟主、御在所岳を目指す裏道登山道に入る。三滝川支流の北谷を詰めるコースだ。
歩き始めてすぐに、大きな堰堤がある。2008年9月の集中豪雨で谷一帯は土石流により一夜にして埋まった。それまで、「こんな巨大な堰堤を造って税金無駄使いだ」と思っていたが、これがなかったなら下流の湯ノ山温泉街は甚大な被害にあっていただろう。治山担当者の優れた災害予測に改めて敬意を表したい。その時、登山道もズタズタになり、その復旧作業に当会もボランティア参加したものだ。
一般参加者に当時の状況を説明しながら河原を登る。藤内小屋に着き休む。以前この辺りは広葉樹林の深い林だったが、土石流によって、今では前尾根岩稜が見渡せるようになった。
小屋から鎖場を経て藤内沢分岐で休憩をとり、藤内壁の説明をする。最近、岩登りブームなのか、幾つかのパーティーが壁に取り付いているのが見える。私も若い頃、その魅力に取り付かれ休日ごとに通ったものだ。
道はさらに急となり、遅れる一般参加者も出る。休憩をとり、最後尾の会員がサポートしながら国見峠に着く。風が吹き雲が出てきて肌寒い。みんな一枚着込む。ロープウェエー山頂駅からアスファルト遊歩道を進み、山頂に着く。一等三角点は石垣と柵に囲まれタッチできないのは残念。周りには一般観光客が多いので、恒例の万歳三唱ははばかられ、点呼を取ってから昼休み。
雲と風で震え出す。この寒さのせいか、アキアカネの飛ぶ姿も少ない。もう里に下ったのだろうか。再び点呼を取ったあと、武平峠へ出発。楽勝コースかと思いきや、脇道あり、岩稜あり(写真)の緊張続きの末、峠に着いた。鈴鹿スカイラインはこの峠の下をトンネルで抜けている。
峠から滋賀県側に下りて、マイクロバスの待つ、スカイライン脇の駐車場に着いた。
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