月報「わっぱ」 2013年11月(No.384)
【 週日山行 】 髭多山 ( 1330.0m △なし ) 小倉 繁雄
- 日程:2013年10月23日(水)
- 参加者:小倉繁、村田正、竹森せ、桐山美、岩田嘉、高橋美、森範宏、大城幸、加藤冨、馬場昭、大杉す、田中善、成瀬八、井上真、大橋礼
- 行程:大垣6:00=岐阜各務原IC=飛騨清見IC=高山西IC=旧高根中学横駐車地9:25~45=髭多山11:30~12:45-駐車地14:45~15:15=大垣19:00
- 地理院地図 2.5万図:朝日貯水池
近づく台風27号の影響と思われる曇り空だが、雨の恐れはなさそう。高山市内を抜け開田高原に至る木曽街道を進む。高根第2ダムを過ぎて上ケ洞集落に入る。古びたトラス橋を渡り左岸側の旧高根中学に着いた。ここが、髭の多い老人が住んでいたという説話のある山の登山口だ。
中学は今、解体工事中で、巨大な校舎の骨組みがさらされていた。長い間、たくさんの子供たちが育ち巣立った学びやが消えつつある姿に言いようのない寂しさを感じた。ここも人口減の波にあらわれる山間地集落の一つなのだろう。工事現場の手前の空き地に駐車して歩き出す。
登山道を探したが、見当たらない。赤布らしいものを見つけてヒノキの人工林の中を直登すると、正面に巨大な岩壁が行く手を阻む。左から巻いて尾根を目指すが、ガレ場の上にコケが積もった急登。倒木もあり、苦労して尾根に出た。
距離は短いが岩混じりの急斜面の連続。山頂にある二つの大岩は二つ割れていて、その両側に1本づつ天然ヒノキの大木が根を張ってそびえていた。遠くにはガスが立ちこめ山々の眺望はなかった。対岸の山肌には紅葉の錦模様が浮かび、眼下には高根第一、第二のダム湖が見えた。
下山は途中から、西に向かって第二ダムに突き出る尾根を降りた。途中で右手後方の雲間から乗鞍岳山頂が頭を出した。みんなの歓声が上がった。
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