月報「わっぱ」 2012年3月(No.364)
【 一般山行 】 旗山 ( 649.5m Ⅲ△ ) 高見 眞也
- 日程:2012年2月5日(日)
- 参加者:高見眞、藤井利、小倉繁、近藤初、古林定、後藤友、杉本眞、岡田裕、五井貞、加藤冨、戸田松、川合幸、大城幸、成瀬八、大杉す、百瀬み、井上真、小倉厚
- 行程:大垣7:00=桑名東IC=名阪国道上柘植IC=(県道4号)=余野公園=奥余野森林公園駐車場9:20-ゾロ(ぞろぞろ)峠9:55~10:10-北打山10:42-小平山分岐10:52-小平山(717m)11:10~20-小平山分岐-旗山11:50~12:55-(送電線巡視路)-余野公園分岐-東海道自然歩道出合13:45-奧余野森林公園駐車場14:15~30=大垣
- 地理院地図 2.5万図:鈴鹿峠
奥余野公園の駐車場の傍には、東海道の鈴鹿峠越えが開通する以前、大和と伊勢を結ぶ古代からの街道がここを通っていたことを示す道標があった。これから歩くゾロ峠までの道は千年以上の歴史を持つ街道であった。心配していた雪は少なく、暖かな日であるが、一昨日の厳しい冷え込みで、登山道沿いの小川の流れに小さな氷曝があちこちにできていた。ゾロ峠までは東海自然歩道だが、峠近くで横切る流れが部分的に凍り、氷の階段が出現。ツルツルヒヤヒヤ、よちよち歩き。道沿いのせせらぎが15mくらい全面凍っている箇所もあった。
ゾロ峠は平凡な小さな鞍部だった。いにしえの街道の名残はなにもない。すぐに南下する旗山への登山道に入る。徐々に高度を上げてササ原の斜面にアセビの茂る北打山の峰に出ると視界が開けた。程なく、小平山・旗山の分岐。雪は5㌢くらいと少ない。小平山へピストンで折り返すが、「こびらやま」か「こべらやま」か。読みを巡って賑やかな口論がかわされた。この山を「烏山」とするガイド本も多いが、その意味は知らない。
小平山への分岐に戻り、南西に緩やかな尾根を下ると旗山山頂に着いた。鬱蒼とした雑木林の中の広場にポツンと三角点があり、標識がないと頂上とは思えない(写真①)。登頂万歳、そしてにぎやかな昼食の後、送電線巡視路を下って東海自然歩道に出て駐車場に戻る。下山の途中にヤセ尾根があり、トラロープが張ってある箇所もある。雪があると危険な地形だけに、好天に恵まれ幸運であった。
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