蝶ヶ岳2677m 丹生統司
- 日程:2019年5月3日(金)~4日(土)
- 参加者:L 丹生統 他3名
- 行程:
- 5月3日(金)晴れ 上高地発7:10-徳沢8:17-長塀山13:06-妖精の池13:35-蝶ヶ岳14:18
- 5月4日(土)晴れ ヒュッテ6:55-点名・蝶ヶ岳7:32-横尾分岐8:11-横尾9:59-上高地13:55
- 5月3日(金)晴れ 上高地発7:10-徳沢8:17-長塀山13:06-妖精の池13:35-蝶ヶ岳14:18
当会のゴールデンウイーク後半は蝶ヶ岳を計画した。蝶ヶ岳は危険個所の少ない山で梓川を挟んで気軽に槍・穂高の大展望が楽しめる。人気の河童橋と穂高岳沢の風景、天気は上々で雲上の散歩を期待。
徳沢園小屋の裏より登山道が始まる。観光客が時折侵入するのか看板に登山装備が必要と書かれていた。長塀尾根は暫く斜面の急登が続いた。登山靴で養土が削られて木の根がむき出しになった階段を登った。
長塀山2565m三等△山頂にて、山名坂もなく多くの登山者は気付かず通過していた。
妖精の池、小さな溜まり水が中央にあるのみで雪の窪地となっていた。シラビソに囲まれ雰囲気はよい。
シラビソとオオシラビソの樹林の間から白い雪を纏った山並みが見え、天を刺す黒い穂先の槍ヶ岳が。
樹林を抜けるといきなり飛び込んでくる穂高の東面、大概の方がここで20分は立ち止まり感動する。涸沢に通ずる横尾本谷入り口に屏風岩。その奥が南岳と北穂高の大キレット。北穂高から左に涸沢岳、白出のコル、奥穂、前穂(前穂東壁)、明神、最左に焼岳。涸沢は屏風岩から前穂に連なる北尾根で見えない。
先ず最高所2677mの山頂で記念写真、ここは強風が吹き抜けるために積雪がほとんどないのが残念だ。
蝶ヶ岳山頂から見る蝶ヶ岳ヒュッテとテント場風景。北に安曇野の盟主常念岳。
北穂高と南岳の大キレット。中央に槍ヶ岳、東鎌尾根と北鎌尾根が重なって見える。
- 5月4日(土)晴れ ヒュッテ6:55 点名・蝶ヶ岳7:32 横尾分岐8:11 横尾9:59 上高地13:55
御嶽から乗鞍岳、焼岳、明神岳。槍を見ながら点名・蝶ヶ岳を目指し、その後横尾に下山予定。
点名・蝶ヶ岳2664.8m三等△、ここも訪れる人は少ない。蝶槍には大勢の人が、藤野、小栗が向かった。分岐から横尾へ向けて下降が始まると森林帯となって展望は効かない。唯一切り開きの槍見台。
横尾着。涸沢と槍沢の往来の登山者で一杯。ビールの自販機があり上より100円安く誘惑に負けた。
梓川と焼岳、天候に恵まれ上高地に帰って来た。明神手前で大きなクマを見るハプニングもあった。
雪山技術を使うことなく比較的簡単に5月初めの雪の槍・穂高の大展望を間近に見ることのできる蝶ヶ岳は人気の山であった。蝶ヶ岳は雪山入門のコースとして我が会の若い方々におすすめである。
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