大垣山岳協会

平成24年度総会・激励会報告 2012.01.29

TOPICS・随想・コラム

月報「わっぱ」 2012年2月(No.363)

平成24年度 定時総会・激励会報告

 平成24年度の新年総会と激励会は1月29日、大垣フォーラム・ホテルで約70人のメンバーが出席して開かれた。

 安藤正明氏を議長に選んだ後、冒頭で昨年暮れ以後、相次いで亡くなられた我が会創立以来の重鎮であった高木碕男、国枝武喜の両氏の冥福を祈って1分間の黙祷をした。続いて高木泰夫会長が「ここ数年の年間総登山数はだいたい1800山を前後しており、昨年度は1923座だった。できれば、年2000座を越えたいものだ。数は力であり、質は量に転換できるものでもない。本年の奮闘を期待したい」と開会のあいさつ。

 続いて議事に入り、23年度事業報告、決算報告を承認し、24年度役員案、事業計画案、予算案を原案通り可決した。

 役員人事では監事に山口数博氏、常任理事に鈴木正昭氏、理事に古林定、衣斐剛人、杉本眞次、中田英俊、平木勤の各氏が新たに選ばれた。

 新事業計画では佐竹理事長が「会員の高齢化にもかかわらず、23年度では雪山や沢登り山行で好成績をおさめることができた。本年度も3000㍍級の冬山を目指したい。また、一つの山を同時に沢コースと尾根コースの両面から迫る山行を試みたい」と説明した。

 一方、新たに「遭難対策規定」が決まった。これは遭難の未然防止と捜索救助活動の円滑な遂行をはかるため具体的な準備、組織、態勢、資格、義務などを定めたもので、即日施行された。

 議事終了後、新年記念講演会に移った。今年の講師は当会の常任理事、久世勝己氏(写真①)。演題は「インド・ヒマラヤ未踏峰 チェマ峰(6105m)登頂報告」。日本山岳会東海支部の遠征隊に参加し、突然の豪雨や降雪、C3キャンプの位置を巡るトラブルなど多くの難関を突破して昨年8月9日に登頂を果たした。その躍動的かつ実益的な報告から、聴講者は多くの教訓を得ることができた。

写真① 講演 常任理事 久世勝己 氏

 会場を移しての激励会では、まず来賓の小川敏大垣市長、顧問でもある猫田孝県会議員から祝辞をいただいた後、恒例の表彰式に入った。最高登山賞はチェマ峰登頂の久世氏、高木泰夫会長には長年の「わっぱ」編集と会の隆盛のもとを築いた功績を讃え特別功労賞が授与された(写真②)。

写真② 高木泰夫会長

 さらに、以下の人々が表彰された。

  • 協会一般山行最多参加者 竹森 せい子 氏
  • 個人最多登山数     岩田 嘉明 氏
  • 月例山行最多参加者   小倉 繁雄 氏、桑原 美和子 氏
  • 奥美濃30山A級完登者  平木 勤 氏、林 旬子 氏
  • 奥美濃30山B級完登者  竹森 せい子 氏、川合 幸子 氏

平成23年度山行集計 ( 犬飼進調べ )

●一般山行登頂山座数

1竹森 せい子30
2桐山 美代子 29
3佐竹 良彦27
4村田 正春26
5後藤 友子25
5大城 幸子25
7馬場 昭宣24
8杉本 眞次20

●月例山行参加回数

1小倉 繁雄8
1桑原 美和子8
3馬場 昭宣7
3水上 徹7

●最多登山数

1岩田 義明180
2森 範宏153
3馬場 昭宣142
4大杉 すみゑ108

●年間総登山:1923座

●難易度別協会主催山行参加人数
   ★867
  ★★123 
★★★ 43

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