大垣山岳協会

高沢山、大仏山、本城山 2023.07.12

大仏山

月報「わっぱ」 2023年8月(No.501)

【 週日山行 】 高沢山 ( 354m △なし )、大仏山 ( 434.5m Ⅲ△ )、本城山 ( 423m △なし ) KM

  • 日程:2023年7月12日(日)(薄曇り)
  • 参加者:CL.MK、SL.NT、AM、IY、OH、KM、TS、FT、FM、HY、MY
  • 行程:三城交番西駐車場7:00=道の駅むげ川=大日山日龍峯寺仁王門8:45~8:55-(日龍峯寺見学)-高沢山9:35-大仏山10:25~10:35-本城山11:10~12:10-白山神社13:05~13:15-仁王門14:05~14:20=道の駅平成=三城交番西駐車場16:30(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:美濃(岐阜3-2)

 前夜の天気予報には雨の予報もあり心配しながら就寝したが、当日朝は曇りであった。集合場所に予定より早く全員集合。出発直後に忘れ物に気付き引き返す一幕もあったが、朝のラシュにはそれ程足を取られず移動できた。途中、道の駅むげ川でトイレ休憩をして、予定より少し早く日龍峯寺に到着、仁王門前に駐車する。

日龍峯寺 仁王門前

 パンフレットによれば岐阜県下最古の寺で、大日山日龍峯寺と称し美濃三十三ヶ所の一番札所の観音霊場。俗に髙澤観音と言われ、本尊千手観音菩薩を祀る。寺の開設には両面宿儺伝承がある。また麓の人々を誘う高澤古道があって登山道にもなっている。この古道の創設についても謂れがあって、大矢田の紙屋の豪商が愛娘の幼い死を供養する為に拓いたものと言う。

 仁王門を潜ると長い石段が続き、やがて美濃の清水寺と呼ばれる本堂が岩場斜面に築かれている。京都清水寺と同じ舞台造様式で、敬意を表して一応本堂まで登りお参りした。

日龍峯寺 本堂

 その後左方向へ行き、国指定重要文化財の多宝塔の前を進んだ。そこから本格的な登山道に入ると木々が豊かで木陰の道だったので快適な登山となった。小さなピークの高沢山を通過。尾根道を進むと「見晴台」の標識がある。標識通りの見晴らしを楽しみ、その先、件の高澤古道を進む。

高沢山の急登

 「大仏山/本城山へ」の標識に導かれて高澤古道を離れ、急登を頑張り大仏山へ到達。少し先の「富士山・立山・白山霊場」の小祠と岩上には石灯篭で祀られる開けた場所で休憩。その先「本城山」の標識に導かれて尾根を進み、頂上直下の6ヶ所の曲輪を登り切って山頂に到達。大きな岩場がありそれ程広くない場所のそれぞれに陣取って昼食休憩になった。

本城山山頂

 ここには「本城山城跡(小野城跡)」の説明版があった。1535年頃に築かれ、城主は斎藤八郎左衛門宗雄。美濃国守護土岐頼芸と斎藤道三に対して土岐頼純を支援して最後まで戦った武将で、その本拠地であった。壮大な城であったようだ。余り知らない城だったので勉強になった。

本城山頂上の岩の上で参加者一同

 天気が薄曇りになってきた。午後には雨の予報もあり、12:15下山開始。藤谷集落への道をたどって村社白山神社に立ち寄って一休み。藤谷集落へ出て舗装道路をしばらく下り村の公民館で一休み。出発点へ戻る為、再度山道を登り、尾根を越えてトラバースすると仁王門の少し上に出る事が出来た。

下山途中

 蒸し暑さに冷たい物を求めて「道の駅へなり」に立ち寄る。一息ついて本格的に帰路ついたが、途中で空は一転掻き曇り突風と豪雨が襲ってきて怖さを感じた。それも少しの間で、岐阜を通過の頃には収まって無事大垣に帰着した。

 山歩き帰りを襲う大驟雨。

<ルート図>

地理院地図


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