大垣山岳協会

初級冬山講習 横山岳 2018.02.10-11

横山岳

【初級冬山講習】 横山岳

  • 日程:2018年2月10日(土)~11日(日・祝)
  • 参加者:CL 丹生統 他10名
  • 行程:
    • 2月10日(土)中ノ江駐車場=関ヶ原ふれあいセンター=余呉町菅並集落8:50-林道9:45-テント場(912m付近)13:50(泊地)
    • 2月11日(日)テント場9:30-菅並集落12:40=関ヶ原ふれあいセンター=中ノ江駐車場15:20

 横山岳は無雪期に東側の一般ルートから登ったことがあるが、今回西側の余呉町菅並集落から初めて登った。高月町あたりから前方に大きく翼を広げたような横山岳が見えてくる。予報では午後から雨、明日は曇りとなっているが、山の天気はわからない。目的地に近づくにつれ積雪が次第に増えてきて、集落では1m程度はありそう。菅並集落の道路両側には雪の壁が出来ているが、なんとか車3台の駐車地を確保。

道路の雪の壁と取り付いた尾根 林道が見える

 取り付きの集落まで歩き、ワカンを付ける。民家の中から古老が興味深かそうに我々一行を見つめている。まずはすぐ上にある林道まで登る。一見簡単そうだが、急な斜面をよじ登る。林道に出て一休み。実はこのあとザックを下ろした休憩は一度もなかったのである。

 林道の上は土も見える急傾斜地、しかしここが最も取り付きやすい地点だそうだ。この後少し急傾斜が続いたあと、比較的なだらかな斜面が続いた。ラッセルはメンバー10名が交替でする。体力に応じてするので、長い短いがある。ラッセルの先頭者は交替した後、最後尾につく。雪は午後が近づくにつれ、次第に重くなってくる。先頭のペースが遅くなる。その足元に目をやると、雪がワカンにまとわりついている。

重い雪に苦しむ

 重い下駄を履いているのと同じで、しかもテント泊の装備が肩に食い込む。そのうち自分の番になり、その感覚を身をもって味わうことになる。自分の番がおわり、やっとラッセルから解放される。この時にしか写真を撮る余裕はない。600m付近から小ピークが二つ見えるが、あのあたりが今日の目的地。

 二度目のラッセルの順番が回ってきた。もうそろそろ「テント場」の声がリーダーから掛かるはずと思っていたら、期待どおり声が掛かった。しかし、再びもっと上だということになり、意気消沈しラッセルを交替。幸いすぐにテント場に到着し、整地が始まる。午後から雨が本格的に降り始め、体温を徐々に奪う。テント場では横殴りの雨、かじかむ手でテント設営し、やっとテントに入る。食べ遅れた昼食、やっとのことでくつろぐ。この場所では携帯がつながり、下界の会員達と交信する。

 私たちはBテント、リーダー達はAテント。Aテントは雨漏りが激しく、そのうちには低い部分に水がたまり出す。タオル等で絞り出すものの追いつかない。これではくつろげない。予想外の雨と外張りの経年劣化がその原因か。やがて夕食となる。Nさんがあらかじめ用意してくれた少し濃い味の牛丼が最高にうまい。アルコールもどんどん進む。

 一晩中テントを襲う雨の音を聞く。やがて雨は雪に変わる。翌朝外では雪が横殴りに降っている中、6時リーダーから撤退の指示。朝食の雑炊をゆっくり食べた後、テント撤収だが、水分が凍り、なかなかの難行。杉本さんが張り綱紐の結び目にお湯をかけてくれる。

ワカンを履くのも一苦労

 9時半テント場出発、降った雪で昨日のトレースは見えない。登るときには気がつかなかった派生尾根に出くわすと、GPSで確認しつつ下った。丹生リーダーが終始先頭に立った。一同感謝の気持ちで一杯。無事に林道、すぐに集落まで戻ってきた。リーダーから3月に日帰りで横山岳に再挑戦したいとの表明があった。

 ここで、今回冬のテント泊に初参加したOさんの感想。一日目休憩なしでテント場まで歩き、ザックの重さと空腹にへとへとになった。寒い中テントを張るのは大変だったが、中で食べた牛丼とサラダのおいしさに感激した。天候のため撤退したが、重い荷物を持っていただいたリーダーを始めとした皆様に感謝。機会があればまた参加したい、とのことであった。

 最後に反省を述べたい。私自身テント泊は何回か参加しているが、年一回のことが多く、テント設営が十分習熟できない。天気が良いときには教わりながら設営できるが、今回のような悪天時にはそれはできない。そこで、冬前にテント設営等の講習会を開くことを提案したい。また、共同装備の更新も、検討する必要があるのではないか。

<ルート図>
[中河内(岐阜15-1)][美濃川上(岐阜11-3)]

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