【 初級冬山講習 】 横山岳(1131m Ⅱ△ ) 成瀬 徳幸
- 日程:2018年2月10日(土)~11日(日・祝)
横山岳は無雪期に東側の一般ルートから登ったことがあるが、今回西側の余呉町菅並集落から登った。高月町あたりから前方に大きく翼を広げたような横山岳が見えてくる。
積雪が次第に増えてきて、集落は1m程度ありそう。8時50分出発。
道路両側には雪の壁が出来ている中、駐車地を確保。取り付きの集落まで歩き、ワカンを付ける。
まずはすぐ上にある林道まで登る。簡単そうだが、急な斜面。林道に出て一休み、実はこのあとザックを下ろした休憩は一度もしていない。林道の上は土も見える急傾斜地、しかしここが最も取り付きやすい地点。
この後少し急傾斜が続いたあと、比較的なだらかな斜面が続いた。ラッセルはメンバー10名が交替でする。体力に応じてするので、長い短いがある。ラッセルの先頭は交替する時は、一番後に入る。
雪は午後が近づくにつれ、重くなる。先頭のペースが遅くなる。そのワカンに目をやると、雪がワカンにまとわりついている。重い下駄を履いているのと同じで、しかもテント泊の装備が肩に食い込む。そのうち自分の番になり、その感覚を身をもって味わうことになる。自分の番がおわり、やっとラッセルから解放される。この時にしか写真を撮る余裕はない。
二度目の順番が回ってきた。もうそろそろテント場の声がリーダーからかかるはずと思っていたら、期待どおりかかった。しかし、再びもっと上だということになり、意気消沈し、ラッセルを交替。すぐにテント場に到着し、整地が始まる。
午後から雨が本格的に降り始め、体温を奪う。テント場では横殴り、かじかむ手でテント設営し、やっとテントに入る。食べ遅れた昼食、やっとのことでくつろぐ。このあと隣のテントで起きたことはここでは書かない。あまり書いてしまうと、「わっぱ」に載せる記事がブログと同じになってしまう。この子細は来月の20日頃に確認して欲しい(今回の山行の記録担当に編集者がなっているので、少しの材料は残しておきたい。)
テントに吹く風と雨の音、やがて雨は雪に変わる。外では雪が横殴りに降っている中、6時リーダーから撤退との指示。朝食の雑炊をゆっくり食べた後、テント撤収だが、水分が凍り、なかなかの難行。9時半テント場出発、12時40分駐車地着。
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