大垣山岳協会

小城頭、鍵懸山 2013.11.13

小城頭

月報「わっぱ」 2013年12月(No.385)

【 週日山行 】 小城頭 ( 1050m △なし )、鍵懸山 ( 1126.2m Ⅲ△ ) 村田 正春

  • 日程:2013年11月13日(水)
  • 参加者:L.村田正、小倉繁、桐山美、森範宏、大城幸、大原和、加藤冨、馬場昭、大杉す、田中善、成瀬八、井上真、大橋礼、田尾智
  • 行程:大垣6:05=大垣IC=飯田山本IC=天竜峡IC=鍵懸山登山口10:20-鍵懸山11:00~19-駐車地11:50-小城頭12:48~13:35-駐車地14:30=大垣
  • 地理院地図 2.5万図:上町

 長野県阿南町で天竜川の橋を渡り、右岸側の泰阜村に入った。すぐ先で狭くて長い万古隧道を通り、天竜川の支流である栃中川沿いの道を9kmほど走るとようやく民家がある栃城(とんじろ)に着いた。7年前のガイド本には3軒の民家があると、あった。車が止めてある家もあり、集落は健在らしい。

 小城頭は地形図に山名も三角点もない。無名の山だったが、長野県の山岳著作で知られる丸山晴弘氏の「山旅湯旅ふたたび」でその風変わりな双耳峰の姿を「ヒマラヤの秘峰カンテガに似ている」と紹介してから知名度が増したそうだ。山名の小城頭もそうだが、栃城や大城峠など近辺の地名に城の字が多い。小城頭の東峰と西峰の峻厳な姿を見ると、山のどこかに昔、砦や小城があっても不思議ではないと推測する。

 林道を上がり稜線に出ると鍵懸山登山口に出た。尾根筋のかすかな踏み跡をたどる。最高点に三角点はなく、西に少し下った10mほど低い所に埋まっていた。北西方向に真っ白な新雪をかぶった大きな山が目を引いた。中ア南部の摺古木山のようだ。

 すぐ、下山して車を数百移動させてから、小城頭を目指し幅の広い作業道を進む。作業道終点からは尾根沿いの狭い歩道で右手は深い谷間に落ち込んでいた。時折右手に視界が開け、恵那山や中ア南部の山々が見えた。逆光を透かしてみる山肌には真っ赤なカエデ類の紅葉が広がっていた。前方に小城頭の双耳峰が姿を現した。

 登山道はC字型にゆるやかに弧を描いている稜線に沿って西に向かい急峻な東峰の直下をトラバースして西峰(頂上)との鞍部に着くと右手から大城峠からの道が合流。最後の急登を過ぎると大きな石が露出した狭い頂上に達した。

 山頂からは中ア南部の山々に加え、すぐ南に5年前の週日山行で車も通らぬ山中の一軒家に住み、二人合わせて188歳という元気な夫婦に出会って感激した戸倉山(1167m)が控える。三遠信国境一帯の山々が寄せ来る波頭のように続いていた。

<ルート図>

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