大垣山岳協会

十明山、六所山、炮烙山 2013.02.21

六所山

月報「わっぱ」 2013年3月(No.376)

【 週日山行 】
十明山とみょうざん ( 571.8m Ⅱ△ )、六所山 ( 661m △なし )、炮烙山ほうろくさん ( 683.5m Ⅲ△ )
村田 正春

  • 日程:2013年2月21日(木)
  • 参加者:L.村田正、安藤正、小倉繁、久世勝、竹森せ、桐山美、岩田嘉、米山多、高橋美、森範宏、大城幸、大原和、加藤冨、犬飼芳、田中善、成瀬八、田尾智
  • 行程:大垣6:00=大垣IC=長久手IC=平蔵集落先駐車地8:05~20-十明山8:40~9:00-駐車地9:10=豊田市総合野外センター東駐車場9:55-六所山10:35~11:15-駐車場11:50=林道三叉路駐車地12:05-炮烙山12:45~13:05-駐車地13:30=松平郷=大垣15:20
  • 地理院地図 2.5万図:東大沼

 豊田市の東部に南東方向に北から600m前後の3山が3兄弟のように並んでいる。いずれも登山道完備の手軽な里山。まとめて登ることにした。

 まず、一番北にある十明山。旧足助町の平蔵集落の先から車道を歩き出す。間もなく、山頂直下の広場に着く。広場一帯には「てんのうさま」という祠や社や鳥居があちこちに目に入った。様々な神さまの展示場のような山。つまり近郷の村人の信仰の山だ。祠の間を抜けると、十明山の奥宮があり、祠の左手に三角点が埋まっていた。山頂下の広場からは北東に出来山、寧比曽岳、段戸山が見え、その奧には愛知県の最高峰、茶臼山らしい白い山が見えた。

 次は徳川家康の祖、松平親氏が陸奥の国から勘定したとされる六所神社の奥宮がある六所山。山の北麓には市の少年自然の家などの野外活動施設があり、4つの登山コースがある。その中の「うさぎコース」を進む。今朝の冷え込みで道はカチカチに凍結、降ったアラレの粒が解けずに路上に散らばっていた。うっそうとした森の中を進むと、鳥居が現れた。六所神社奥宮だった。その奧のヒノキ林の上に眺望もない平凡な頂上があった。

 3つめは炮烙山。炮烙とは素焼きの平たい土鍋のこと。金属フライパンが普及するまで、食品を炒ったり、蒸したりする時に使った。炮烙を伏せたような山の形状から山名が付いたらしい。

山麓の道路脇から歩き出し、「若人の森・いこいの広場」から「おもいやりの道」という登山コースに入った。頂上には「21世紀の城」と名付けられた展望台が建っていて螺旋階段を上ると、西に展望が開けて豊田の街並みの先に名古屋の市街地が広がる。

 展望台の足元には1985年に豊田市で行われた国際青年年を記念して人々が運び上げた小石で造った石垣があった。三角点はその脇に立派な山名碑を従えて立っていた。

炮烙山山頂にて
<ルート図>

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