大垣山岳協会

ヤマドリ君同行-点名諏訪村-桧峠 2024.03.27

点名・諏訪村

【 個人山行 】 点名・諏訪村 ( 380m Ⅲ△ )、桧峠 SM

  • 日程:2024年3月27日(水)
  • 参加者:SM(単独)
  • 行程:自宅(春日井市藤山台)⇒市緑化センター駐車場9:15→外之原林道→斜面取り付き10:10→10:15ヤマドリ君再会→10:50電名瀬戸線31号鉄塔→11:00→11:05東海自然歩道出合(ヤマドリ君別れ)→11:30点名諏訪村(380m△Ⅲ)→12:30P341m→12:45貯水池草地→→桧峠→市道外之原北線→1:00小西生コン春日井採石場→細野→高森台→2:40自宅
  • 地理院地図2.5万図:高蔵寺

 またもや、ヤマドリ君とお近づきになった。それも、50分もの長い間。外之原林道を諏訪集落方面に向かって、2.5万図に載る破線歩道を登る。古い作業道らしいが、踏み跡は消えかけている。舗装林道から前回、先月24日に入った急斜面に取り付き、5mほど上がると突然ガサゴソ音を立てて見慣れたヤマドリ君が現れた。びっくり仰天、おいどうした迎えに来たのか? 険しい枯葉斜面を登ると、私のすぐ前または横に出て先導する(写真①と②)。前回パターンと同じ行動。

写真①
写真②

 1ヶ月前にこの先の送電鉄塔近くで出会った雄のヤマドリよりやや小ぶりのように感じたが、同じようにも思える。枯葉堆積のかなり急な斜面を登り切り、送電鉄塔からは巡視路となり、歩きやすい。ヤマドリ君は私の前や横を走りつつ、一緒にどんどん進む。持っていたビスケットを小さく割って投げ与える。ただ、彼は見向きもしない。前回ではアメのかけらを与えたがダメだった。嘴でつつきまわるのは枯葉の地面や朽ちた木枝ばかりだ。前回の付き合いは15分程度だったが、今回はなんと50分間も同行した。出会ってから標高約150m登った東海自然歩道との出会い地点で彼はいつの間にか姿を消した。

写真③ 2月24日に遭遇したヤマドリ君。15分間同行

 彼の行動は何が目的なのか。食べ物への要求ではないようだ。ウェブサイトに載るヤマドリ観察記事によると、縄張り侵入への警戒が非常に高い特質を持っているという。同行した50分の間が彼の縄張りだったのか。そんな長い広大な面積が縄張りだとは驚きだ。常に私が歩く前2~3mを先導していた。ならば、逆に私が反対側に進んだら離別できたのか。私にそんな気はなく、同行を楽しみ歩いた。前回同行の際には私に飛び掛かけたことが2度ほどあったが、今回はそんなことは一度もなく仲良く歩けたと思っている。(写真④=一回だけ、飛び上がり3mほどの高さの木枝にとまった。けっこう素早い)

写真④

 今回の彼が前回遭遇した彼と同じなのか、判然としない。二君の写真を並べて体の模様を子細に比較する。違うようでもあり、同一ともいえる。本人に聞いてみるほかない。もう一度会いに行こうか。
 ヤマドリ君と別れて直ぐ点名諏訪村に着く。そこで自然歩道を南下してきた刈谷市の夫婦と出会った。彼らも途中でヤマドリと出会ったが、すぐ薮に逃げ去り交際はなかったという。

 私は自然歩道を北上した。途中で道脇にアセビの高木が白い花をびっしり咲かせた枝を空に広げ。その下を潜り抜けて進んだ(写真⑤)。

写真⑤ アセビの高木

 やがて東海自然歩道と別れ県境尾根を進み続けて、P341mから北西の斜面を降りて、新しい用水池畔に出た。この県境尾根部分もやぶ度は少なく、落葉、常緑の雑木林が魅力的であった。山仕事用なのか薄い道があり、明るくて開放感たっぷりだった。歩く人は皆無だろう。

 すぐ先の県境の檜峠に出たあと、春日井市側の市道外之原線に出た。もうもうと土煙を上げる二つの採石場の横を抜けて、細野から高森台を経て歩いて帰宅した。完

<ルート図>

発信:3/29

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