大垣山岳協会

堂満岳 2023.09.16

堂満岳

月報「わっぱ」 2023年10月(No.503)

【 一般山行 】 堂満岳 ( 1057m △なし ) OM

  • 日程:2023年9月16日(土)(晴れ)
  • 参加者:CL.KM、SL.NT、AM、OS、OM、KM、NY、FT、FM、MY、YC、WK
  • 行程:岐建駐車場6:05(5:00)=イン谷登山口駐車場8:10~8:20(7:35)-ノタノホリ9:15(8:30)-堂満岳11:40(11:25)~13:20-金糞峠14:00-大山口15:35-駐車場16:10=岐建駐車場19:10(解散) *(時間)はA班
  • 地理院地図 2.5万図:比良山(京都及大阪1-2)[北緯35°14′/東経135°54′]

 堂満岳は近江八景の「比良暮雪」にちなんで別名暮雪山ともと言われている。以前は頂上稜線の北側に比良スキー場があり、登山リフトとロープウェイを乗りついで行く事ができた。隣接して八雲ヶ原湿原があり、多くの施設があって多くの人が訪れていた。堂満岳も八雲ヶ原から尾根伝いに比較的容易に行けた。2004年比良スキー場が廃止なり、だんだん静かになってきた。八雲ヶ原湿原は今でもキャンパーは訪れている。

 今回、CLが参加者の体力を考慮して、A班「PLNさん+高齢者4名」は堂満岳東稜の登山道から山頂往復でB班より1時間早く出発。その他のB班は東稜登山道~山頂~青ガレ周回コースを計画し実施した。

 イン谷口バス停標識の少し上の広場に駐車して各自登山準備完了後、イン谷口標識がある所から入山する。山道を少し入ると別荘があるがほとんどが廃墟である。別荘地を通りすぎてすぐに堂満岳東稜登山道の標識があり、登りに入る。少し登ると登山道は花崗岩が風化してマサ土になっていてU字型に削られている。慎重に通り過ぎると、ノタノホリに到着。池は思ったより広く、モリアオガエルが生息しているそうだ。池を右から巻き尾根から谷筋を登る。谷には7月の豪雨で倒木が道を塞いでいる所がある。水が流れて岩が濡れている箇所もあるのでスリップに気を付けて登る。やがてスギ、ヒノキの植林尾根道になってきた、風はなく暑く汗が一気に噴き出る。

 植林道をトラバース気味に登り760mの屈折している所で休憩。これより上部は自然林になっている。登山道の付近は雑草が少なく、登山道は不明瞭な個所がある。幸いペナントが付けてあるので確認しながら登る。5月27日に下見に来た時は白ヤシオ、ヒトリシジカ等の初夏の花が咲いていた。この夏は猛暑が続き、秋の山野草の花の咲く時期が遅れているようで、見かけることができなかった。

 山頂近くに南壁と北壁の岩峰がある。登山道近くに花崗岩の大岩が露出していて、浸食して丸くなった岩や亀裂の入った岩がある。山頂近くの急なシャクナゲ道を登ると山頂に到着した。ただし、私は体調不良で30分程遅れて到着した。A班は我々B班より15分前に到着していた。

A班B班合流して頂上での集合写真

 山頂は周りをシャクナゲに囲まれている。南側は切り開いてあって、眼下に琵琶湖、右側に琵琶湖大橋、対岸遠くに伊吹山や霊仙山等を見る事が出来た。

 A班は山頂で休養を十分とれたので、下りは全員で周回コースを回ることになった。金糞峠までは通称シヤクナゲ尾根を下る。青ガレは峠からすぐ下にある岩がごろごろしていて急な下りの個所である。高齢者を先頭方にして下っていった。浮き石もあり、後方からスリップに気を付ける様アドバスがあり慎重に下る。

 やがて砂防堰堤に出る。10m程の滝水が落ちていて涼しさを感じた。次に大山口に出て、さらに林道を下り駐車場に戻った。

<ルート図>

地理院地図


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