月報「わっぱ」 2015年6月(No.403)
【 月例山行(市民登山) 】 堂満岳 ( 1057m △なし ) FT
- 日程:2015年5月17日(日)
- 参加者:L.SY、他23名、一般市民参加者13名
- 行程:大垣6:00=名神・栗東IC=琵琶湖大橋=国道161号=イン谷口登山口8:25~40-ノタノホリ9:20~30-堂満岳11:40~12:30-ノタノホリ14:00-イン谷口登山口14:50~15:00=大垣
- 地理院地図 2.5万図:比良山
マイクロバス2台で登山口に着くと、既に駐車場は満杯。比良山系の主峰、武奈ヶ岳へ向かう登山者が多いようだ。路側でマイクロバスから降りて、路側の空き地に37人が勢ぞろい。リーダーがあいさつ代わりに下りの際の歩行姿勢について注意点を指摘したあと、3つの班に分れて出発した。
まず、比良川に架かる「出合橋」を渡り、廃屋の多い別荘地の中の舗装路を進み、登山道に入った。深くV字状にえぐれた道を登り切ると平坦な丘陵地に出て、間もなく樹林に囲まれた池が現われた。これが、モリアオガエルで名高い「ノタノホリ」池だ。池奥の水際の木の枝にモリアオガエルの白い卵塊が幾つかぶら下がっていた。にぎやかな親ガエルの鳴き声も聞こえた。
池から杉の植林地をしばらく進むと小さな沢沿い道となる。カエルの鳴き声が絶えない。声はすれども姿は見せず。みんな、沢の石や流れをのぞき探すが、見つからない。谷から離れ、つづら折りの道を上がりきると緩やかな尾根に出て一休み。ここで、一般参加の女性が先の谷でモリアオガエルの写真を撮ったと話す。スマホの画面をのぞくと緑色のモリアオガエルが枯れ枝にとまっていた(写真①)。親ガエルは樹木の上にいることが多いので撮影は難しいらしい。女性にお願いして画像をお借りした。
尾根からは樹間に時折、武奈ヶ岳が見え隠れ。斜度が増し、花崗岩が混ざったかなりの急登でみんなの口数が減る。頂上直前の北側斜面にシロヤシオの花がひっそり開いていた。足元にはイワカガミの白花が群生。
頂上(写真②)は岩がゴロゴロしてそんなに広くない。1本のベニドウダンが可愛らしい花をつけていた。シャクナゲは残念ながら裏年らしく花芽すらなかった。
快晴で暖かい日差しの下、草むらに座り、お昼休み。眼下に広がる琵琶湖。湖面の奧に小さな沖の島、その向こうに近江八幡の光景が見られた。ただ、遠方の山々はモヤがかかり隠れていた。一般的には山頂から北比良峠を経る周回コースがお勧めだろうが、市民登山でもあり、無理をせずに往路を下る。
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