大垣山岳協会

2023.5 岩登り講習・芥見権現岩 2023.05.28

岐阜権現山

【 岩登り講習会 】 芥見権現山 岐阜市芥見 NT

  • 日程:2023年5月28日(日) 晴れ
  • 参加者:L.NH、SL.HT、IM、US、KT、GM、SK、ST、SD、SM、TS、TK、NY、NT、HN、MT、MM、MH、YC
  • 行程:8:00~14:30(講習)
  • 地理院地図 2.5万図:岐阜北部

 我が会は例年5月と7月に岩登り講習を行っている。5月は岐阜市の芥見権現山でNHLの下19名の参加で行われた。先ずロ-プ結びの講習を1時間行ったが今年は新会員が多い中であるがスムーズにいった。皆さん予習をしているようで熱意を感じ安心した。

 エイトノット、フィッシャーマンズ、クレムヘイスト、暗闇でも出来るように反復する。

 登山道が崩壊している場に遭遇した時や危険度の高い岩場トラバース、登高を想定し固定ロープをセットした状態をつくった。簡易ハーネスをつくりスリングとカラビナをセットして支点の通過、より安全を重視したクレムヘイスト結びでの支点通過の練習を行った。

 小休憩の後で岩場に固定されたロープにクレムヘイスト結びを使ってクライミング訓練を開始した。またトップロープでの登下降も行った。何より大事なことは登攀終了してのセルフビレイであり安全が確保されるまで絶対にノーザイル状態をつくってはならない。

 岩場を安全にスムーズに降りる懸垂下降の訓練も行った。初心者は上からビレイしてもらい行ったがブルージック又はクレムヘイストで自身でバックアップを行えるようになっていただきたい。懸垂下降時使用の末端ザイルは必ず結ぶ、ゲレンデではザイルが余って地面にループの束をつくっているので見逃しやすい、注意が必要である。

 緊張の時間は長く続かない、リーダーの思いやり、早めの昼食休憩が場を和ました。幸いなことに此処にはヒルがいないと聞いた、安心して腰を下ろせることが嬉しい。

 午後からは上部の岩場に移動して本格的なクライミングの練習を行った。見事なバランスでリードするSDさん。ゲレンデだとビレイ者側のザイルが沢山余って地面に束をつくっているが必ず末端を結んでおく。我々の時代は必ずアンザイレンして行った。器具が発達しても油断してはいけない。岐阜岳連は3年ほど前の講習会で重大事故を起こしている。

 左の壁にもHTSLがザイルをセットしてルートが2ヶ所確保された。

 本日参加の皆さんは積極的に壁に挑んだ。敢えて登山靴で挑戦する方もいて頼もしく思った。嘗て涸沢や奥又白、劒沢で合宿をしていた日々を彷彿とさせる光景だった。

 皆さん素晴らしいバランスクライミング、全員の雄姿を紹介しきれないのが残念だ。

 この日は天気が良く岩も乾いており絶好のクライミング日和であった。最高齢のTSさん頑張って刺激を与えてくれた。

 余りに旺盛な登攀欲にNHLがもう1本ルートをセットした。結構なバランスクライミングが求められると思うのだが今日の受講者はひるまない。

 午後の岩場は陽当たり良好で暑く喉も乾いた。講習は14時までの予定であったが皆さんの熱意にリーダーは30分延長して終了した。

 講習を無事終えてホッとしている。今年の受講生のクライミング技術は相当高く旺盛な意欲が頼もしいと思った。またアンザイレン時の相互指差しチェックは大変重要で良い習慣と気付かされた。習慣化して頂いているようで有難い。良いことはどしどし取り入れていきましょう。リーダー他スタッフの皆様の早出のロープセットやビレイなど献身的な努力と奉仕に感謝いたします。

 7月にもう一度講習会が有ります。次回講習はアルパインや沢登りを想定してセルフビレイをしてのビレイ(ジッヘル)を加えてパートナーと実践練習が交互に出来る様になっていただきたい。穂高など実際の岩場は足場が狭くトップ墜落時にビレイヤーの身体は必ず振られ持っていかれる。巻き込まれ防止セルフビレイの重要さを認識する。来年は新規会員のロープ講習やビレイを先輩として指導できる順送りのシステムが構築できればいうことなし。完


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