大垣山岳協会

師走の陽だまりで 塔ノ倉 2020.12.12

塔ノ倉

【一般山行】 塔ノ倉( 715.6m Ⅲ△ ) 丹生統司

 当会12月の一般山行は揖斐川町谷汲の塔ノ倉で行われた。当日の天気は濃い雲で覆われるとの予報だった。しかしリーダ柴田女史やメンバーの日頃の行いよろしく見事に予報を覆した。おりしも山頂台地は落ち葉のフカフカ絨毯で覆われており12月の陽だまりのランチタイムは楽しく食事も美味しかった。

<ルート図>
  • 日程:2020年12月12日(土)晴れ
  • 参加者:L.柴田悦、安藤正、小倉幹、清水友、杉本眞、竹森せ、高橋文、丹生統、林旬、藤野一、村田美
  • 行程:聖心殿登山口8:45-奥の院9:15-104番鉄塔9:35-塔ノ倉山頂10:35~11:30-奥の院12:15-登山口12:40
  • 地理院地図 2.5万図:谷汲

 国道417を右折して乙原トンネルを抜け橋を渡ると直ぐ左折して谷沿いの道を遡った。やがてトイレ付きの駐車場があり宗教施設があった。鉄塔巡視路が上に延びており辿った。

先ず杉林の中の石段を登る。道はよく手入れされているが夏はヒルの巣窟の予感がする。

 谷の両岸は岩となっており谷の中には大石が転がっていた。樹木で隠されているが全山険しい岩山である。

谷の中に石が積まれて九十九折の道が繋げられ最奥の岩壁の基部に奥の院があった。

岩壁の基部が窪んでおり、そこから岩清水が糸を引くように滴っており美味しそうである。

標高450m辺りにある中部電力の鉄塔、さっそく地形図で現在地の確認。読図に余念がない。

 山頂は広葉樹に覆われているがすっかり落葉していた。落ち葉の絨毯を師走の陽が照らしてふわふわであった。落ち葉の上に腰を下ろし陽だまりの中でランチタイムを楽しんだ。

 登山口駐車場に有難いお言葉が記されていた。「自分の願いや欲望を神様にお願いするのではなく、世界平和を願い世の為、人の為に働く人間になるように祈って欲しい。そうすれば内在の神様が楽に働けるようになる」と。

 日頃信仰を持たぬ「困ったときにしか信心しない」身にはつまされる言葉であった。完


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