大垣山岳協会

屏風山 2020.01.05

屏風山

月報「わっぱ」 2020年2月(No.459)

【 月例山行(初登り) 】 屏風山 ( 794.4m Ⅰ△ ) 田中 恵子

  • 日程:2020年1月5日(日)
  • 参加者:L.林 旬、阿部育、岩田嘉、大谷早、大橋辰、小倉繁、小倉浩、小倉幹、河口加、柴田悦、清水照、杉本眞、竹森せ、田中恵、田中善、成瀬八、名和妙、丹生統、藤井利、藤井真、藤野一、堀 義、宮澤健、山田真、山本知
  • 行程:中之江駐車場7:00=寿老の滝駐車場8:40~8:50-登山口9:20-大栂の木9:45~9:50-屏風山10:00~10:05-黒の田東湿地10:40~11:35-寿老の滝駐車場12:20~12:30=大垣14:40
  • 地理院地図 2.5万図:瑞浪(飯田12-4)

 屏風山は恵那市との境に位置する瑞浪市の最高峰で標高は794.4m、Ⅰ等三角点のある山です。名前の通り、西側から見ると屏風を横広に立てたように見える事に由来します。今回は東側の寿老の滝駐車場から屏風山、黒の田湿地を反時計回りに周回するコースでした。

 駐車場から30分ほど落ち葉の積もった林道を歩くと、登山口に到着します。そこから15分ほど急な小尾根を登れば、市境の尾根に出ます。それまでは谷筋なので風がなかったのですが、尾根に上がると冷たい風がチクチクと頬をさします。登山道の脇の木々には水の粒が氷となって枝に付き、陽が当たるとキラキラ輝いていました。そういえば、トイレ休憩をした道の駅を過ぎた所にあった温度計は-2度と表示されていました。どうりで寒いはずです。

 しばらく進むと、「右 屏風山、左 屏風山の大栂の木」の案内板が目に入りました。そこで尾根道から左へトラバース道に入りしばらく行くと大栂の木がありました。この木は推定樹齢300年で幹周は約3.6mもあります。大人の男性が木の前に立っても小さく見えます。

屏風山の大栂の木

 登山道に戻り少し登ると屏風山の頂上に到着しました。頂上からは東濃の市街地が広がって見えます。遠くは白山まで望めるとのことでしたが、残念ながら、雲に隠れて見えませんでした。

 屏風山から先、八百山、馬の背山を過ぎ、左に折れて黒の田湿地を目指します。この黒の田湿地は東濃湿地群の中でも最大の面積(約2.5ha)を有し、動植物の生態がとても活発な活性湿地とのことです。しかしこの季節、花は一つも見られませんでした。

黒の田湿地の木道に勢ぞろい

 日向ぼっこをしながら小1時間、昼食の休憩をしたあと、40分程かけて駐車場に戻りました。駐車場の手前には寿老の滝があります。寿老という名前は養老の滝に対して名づけられたとのことです。夏には滝ツボで川遊びもできるそうです。今年最初の山行、寒さは厳しかったですが、楽しい一日を過ごせました。夏にぜひもう一度、訪れたいと思いました。

<ルート図>

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