大垣山岳協会

烏帽子岳新登山道を振り返る 整備作業を終わって

TOPICS・随想・コラム

烏帽子岳新登山道を振り返る 整備作業を終わって 烏帽子岳登山道整備リーダー・犬飼進

 4月12日に恒例の烏帽子岳登山道の整備作業で私を含め7人が汗を流した。これをもって、我が会が協力して開いた細野コース登山道の会としての整備活動は終わり、以後は地元の方々にお任せすることになった。

 当会が登山道造りに協力するに至った契機は2005年1月の当会新年総会の時だった。講演をお願いした元滋賀県立大教授の荻野和彦氏(森林生態学)が「登山者は山に登るだけでなく、山にお返しをすることを考慮願いたい」と提案された。これが刺激となり、当会理事会でその具体化に取り組むことに決まった。一方で当時の上石津町長も烏帽子岳への新しい登山道造りの構想を持っていた。

 二つの動きが重なり、具体化に踏み出し、05年10月地元の人たちとコースの選定作業を開始した。まず、細野地区から熊坂谷の途中の枝谷を詰めて山頂に至るコースを最適と考え道造りに入った。ところが、07年9月の集中豪雨で谷筋はズタズタとなった。コース変更を迫られ、比較的なだらかな尾根筋コースにした。08年から09年4月まで、計7回我が会から述べ150数人と地元の時まちづくり実行委員会の人たちがツルハシ、掛矢などを振るって登山道を完成させた。登山口には大垣市建設の瀟洒な水洗トイレが備わり、使いやすさも評判となり、歩く登山者は次第に増えた。

 完成後、当会は毎年4月の山開きの前に、年1回の登山道整備作業を続けてきたが、完成後6年の今回の作業を最後とし、10年間に渡る活動に終止符を打った。まちづくり委員会の皆さんから当会へ厚い感謝の意が寄せられている。また、私からも作業に協力した会員・会友諸氏に対し深い謝意を表したい。

コメント