月報「わっぱ」 2013年8月(No.381)
【 一般山行(尾根コース) 】 岩岳 ( 999.5m Ⅲ△ ) NT
- 日程:2013年6月23日(日)
- 参加者:L.NT、OY、KM、KH、OK、KM、OY、YT、YT、FF、OS、WN、OK、TY
- 行程:大垣7:00=樽見駅=東板屋駐車地8:05-登山口8:05-沢コース分岐8:30-岩岳11:00~12:15-駐車地14:10-大垣15:30
- 地理院地図 2.5万図:谷合
尾根コース
最近の雨でヒルが多かろうと、全員がヒル除けスプレーを吹きかけて出発。すぐに農道終点に着き、スギの植林の下の登山道に入ると予想通りヒルが何匹も見つかる。薄暗い林内のトラバース道を進むと、沿道にコアジサイのつぼみが続き、シカの鳴き声が響いた。
沢コースとの分岐(標高約320m)で、左へ直角に曲がり支尾根を直登する。ヒノキの人工林に変わるが、表土が流出し下草がほとんどない。地面は黄土色の枯葉に覆われ、下を見ていると晩秋に林の中を歩くような錯覚にとらわれる。
ヒノキが消えて広葉樹二次林が出始めるとコゲラであろうか、ドラミング音が響き渡る。標高600mを越した所でリーダーが先生となり地図の読み方を復習する。これまで登ってきた地形やここから見える地形を2.5万図上に落として現在位置を確認する。
さらに進むと左手に崩壊斜面が現れ展望が開け、倉見らしい山嶺が見えた。この後、相当な急登尾根を木の枝、根をつかみながらよじ登る。標高約800m、やや平坦な地でクマのものらしい糞が4カ所で見つかった。ツツドリが鳴き、涼しげな薄紫のコアジサイが咲いていた。
最後にササやぶに覆われた急坂を登りきると山頂。全員が座ると満員状態となり狭い頂上だった。樹木に覆われ眺望はない。ネジキの大木が一本立っていて、ドウダンツツジのような小さな純白の花が印象的だった。ピアノの白い鍵盤が頭に浮かんだ。
頂上着後1時間余で沢コース組到着。2度目の万歳を全員で三唱した。

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