大垣山岳協会

濁河山、立山 2012.09.21

濁河山

月報「わっぱ」 2012年11月(No.372)

【 週日山行 】 濁河山 ( 1633.6.0m Ⅲ△ )、立山 ( 1444.9m Ⅲ△ ) 村田 正春

  • 日程:2012年9月21日(金)
  • 参加者:L.村田正、久世勝、清水き、岩田嘉、森範宏、大城幸、大原和、加藤冨、馬場昭、大杉す、在間琇
  • 行程:大垣6:05=各務原IC=関富加IC=県道落合飛騨小坂停車場線オリシキ谷駐車場9:30~50-40番送電鉄塔10:50-濁河山11:35~45-40番鉄塔12:22~13:12-オリシキ谷駐車場13:45~55=鈴蘭高原別荘地14:45-立山15:12~25-別荘地15:44~16:05=大垣19:35
  • 地理院地図 2.5万図:胡桃島

 御岳山麓のやぶやま、濁河山には当会で過去3回登っているが、私は初めて。濁河温泉に通じる県道沿いの駐車場からオリシキ谷沿いの中部電力の鉄塔巡視路を目指す。谷には大量の土砂が堆積していて、これを乗り越えると、古い林道と巡視路が現れた。

 巡視路を進むと、カラマツ林の中の急坂を登る。途中で、動物の古い糞が現れた。「クマか!」と一瞬緊張した。間もなく、比較的新しい林道の終点に出た。ここから間近の40番鉄塔まで踏み跡はあったが、この先の山頂部では猛烈なやぶが待ちかまえていた。

 腰を下げて通り抜けられそうなすき間を選び、背丈を越すネマガリダケをかき分け前進。下山時を考えて、赤テープを付けながら進むと、前方から三角点発見の声が届いた。約300mほどのヤブこぎに45分ほどかかった。山頂はササやぶと樹林の中で眺望は皆無。わずかな頂上切り開きで写真を撮ってすぐ、下山開始。展望のよい40番鉄塔の足元で昼食休み。南東方向に御岳山、北東に上半身が雲の中の乗鞍岳など雄大な山々を眺めながら昼食をとった。

 駐車地に戻ったが、まだ時間はある。20年前に登ったことのある立山に立ち寄ることにする。県道を少し戻り、鈴蘭高原を越えて別荘地帯に入った。20年前の記憶をたどり登り口を探すが、道路や建物の状況がすっかり変わっている。山頂直下にある電波中継塔に向かう車道を見つけ、歩き出す。電波塔の敷地の左手を進むと尾根筋に薄い道があった。多少のやぶこぎを覚悟していたが、それもなくネマガリダケとカラマツ林の中の山頂に着いた。ここも眺望ゼロの山だったが、御岳山系のやぶ山2山到達にみなさん笑顔と歓声を交わしていた。

<ルート図>

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