大垣山岳協会

新年初日の出山行 金生山 2012.01.01

金生山

月報「わっぱ」 2012年3月(No.364)

【 新春初日ノ出山行 】 金生山 ( 217m △なし ) 説田 敏昭

  • 日程:2012年1月1日(日・祝) 払暁
  • 参加者:近藤初、小倉幹、渡辺正、棚瀬慶 小倉繁 高見眞 後藤友 竹森せ 古林定、衣斐剛、説田敏、百瀬み、林旬子、大杉す
  • 地理院地図 2.5万図:大垣

 「あけましておめでとうございます 今年もよろしく」。集まった参加者同士の挨拶が暗い駐車場の中でかわされていた。

 前日までのポカポカ好天は続かず、厚い雲が新春の街を覆っていた。ご来光は拝むことができるだろうか、心配しつつ街灯を頼りに夜明け前の静かな市中を歩く。

 けっこう急なアスファルトの登山道。車との接触に注意を払いながら登る。金生神社を過ぎた辺りから大垣の町並みがイルミネーションのようにキラキラと光り輝いていた。

 確認はできないが御岳、恵那山の山影。そして名古屋方面からかすかに白み始めた。

 7月ころになると、ここだけでしか見られない姫ホタルの飛び交う明星輪寺。境内で赤々と燃え盛る焚き火に手をかざし暖をとってから、本堂の上方に広がる岩巣公園に上がる。自然の造形によるカルスト台地、奇岩が群立。濃尾平野が一望できところに陣取る。

 持ち寄ったおせち、お寿司などをつまみながらご来光を待つ。昇り始めた太陽の顔は広がる雲の向こうに隠れていた。徐々に東方の雲が紅く染まっていく。

 一瞬、雲間から太陽が光を放つ。紅く染まった人たちから歓声が上がる。しばらく14人全員が微動もぜずに見入っていた。恒例により万歳三唱、と~しの初めのためし~とて~♪。「一月一日」を合唱してから下山した。

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