【 個人山行 】 源太峰 ( 228m 三等△ )・権現山 ( 375m 三角点無し ) ST
- 日程:2024年2月10日(土)晴れ
- 参加者:ST、GY、他3名
- 行程:ふれあいの森駐車場8:00→三田洞自動車教習所8:35→沢の堰堤9:00→昔の古道分岐9:10→源太峰9:35→鉄塔巡視路9:45→車道10:30→地図上のピーク11:00~11:15→ 権現山375m11:45→東海自然歩道→ふれあいの森駐車場13:00
- 地理院地図2.5万図:岐阜北部
福井県大野市にある山で、この時期にしか登れない桂島山に誘われたが、水曜日辺りから北陸方面は雪や霙、雨予報で天気は回復しなく結局この山は山友から中止と連絡がきた。色々と何処か別な山を考えて百ヶ峰から源太峰を周回しようと云う事になった。
相戸岳登山で、最近大垣山岳協会に入会されたGさんが岐阜市の最高峰である百ヶ峰に登ったことがないと聞いていたので声をかけた。参加したいとの事なので一緒にでかけた。
予想はしていたが長良川ふれあいの森駐車場は既に一杯であった。駐車場でもう一度ルートを相談し、最初に三田洞教習所付近の山際から源太峰に登り、そこから最短ルートで権現山に登頂し東海自然歩道に下山する計画に決まった。このルートは一部登山道が無く、少し藪漕ぎを強いられるので初参加のGさんにはきついかもしれないが美濃ほどの激藪ではないので問題はないと考えた。
山に入り少し歩くと鉄塔巡視路の標識があった。
鉄塔巡視路を歩けば簡単に山頂に登れるのだが、きょうは道無き道を探す探検登山である。猪が巧く耕して歩き易くしてくれた道を踏み歩き、灌木を払いながら行くと水は流れていないが堰堤があった。
足場の悪い堰堤を通り過ぎると鉄塔巡視路の整備された道があったがそこは通らない。
Gさんがすかさずコンパスを出す。地図上に方角の確認ができこの尾根を登ろうということになった。
使い方が完璧で一同びっくり!私はいまだに地図とスマホのGPSが頼りで反省。
地図で確認するとこの縦走路を登りきると山頂のようだ。それほど急いではいないが、ふれあいの森駐車場から一時間で源太峰に到着した。
この三角点をよく見ると角と点が古い漢字が使われている。明治時代に造られた三角点であることは確かだがそれにしては四方のコンクリートが新しくおそらく、角が欠けてその部分を造り直したようにみえた。
山頂は樹林帯に覆われて展望は全くなく写真だけ撮って次の権現山に向かった。ここでもう一度地図でどのルートを行くか確認した。
南に向かって尾根を下ると標高216mにある送電線鉄塔からは百々ヶ峰が見えた。
ここからは見晴の良い快適な尾根歩きで西をみると山頂部は雲に覆われて見えないが伊吹山や揖斐方面の山が見えた。その反対側の北東を眺めると御嶽や乗鞍、中央アルプスが真っ白に冠雪をして素晴らしい眺めである。一時的だったかもしれないが北東に能郷白山を見ることができたが白山は見えなかった。
整備された尾道を快適に進み緩いピークを下ると道路に出た。そこを横切ってまた尾根を歩くと昔の峠道にでたが、そこには地震が来たら崩れ落ちてしまいそうな大きな亀裂の入っている鳥居と石仏があった。そういえば途中に祠があったが三田洞の村人がお詣りされるのあろう。祠には真新しいしめ縄がしてあった。
ここからは山友が先頭に立ち、整備された登山道は歩かずに最短で権現山まで藪漕ぎをしながら登ろうと云うことになった。
途中の日当たりのよい所で腹ごしらえと水分をしっかり摂ってから藪漕ぎ登山を開始した。木の幹を掴み、岩を跨いだり切れ落ちた斜面をトラバースしながら歩き易い所を探しながら登る。
三点確保は必死で激登りなので滑落しないようにしっかりと足を踏ん張る。
灌木の藪が凄く写真を撮る余裕は無かった。藪漕ぎの直登は時間にして30分位なのだが体力を消耗した。やっと山頂らしき景色がみえ休憩をしようとしたら目の前に権現山の看板があった。
権現山からは百ヶ峰がよく見えた。百ヶ峰まではそんなに時間はかからないが、駐車場でみんなで計画したコース通り東海自然歩道を下山した。ここからの下りは色んな年齢層の登山者が多くなり賑やかになった。途中には立派な東屋がありしばし休憩をしながら、五人の仲間の山談義は聞いていて楽しいものである。傍らには暖かいせいか馬酔木が雪を被ったみたいに真っ白な花が咲いていた。陽だまりの中、快適に自然歩道を下り駐車場についた。
この源太峰にご一緒してくださったさんは道なき山は余り登ってないといわれ少し驚いてみえたが、コンパスの使い方は5人のなかで一番だった。
馬酔木の花はもう満開。しかし季節的に開花が早すぎるのは何とも複雑な思いがした。
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