大垣山岳協会

芥見権現山、各務原権現山 2021.02.19

各務原権現山

月報「わっぱ」 2021年3月(No.472)

【 週日山行 】
芥見権現山 ( 316.5m Ⅱ△ ) 、各務原権現山 ( 317m △なし ) 小倉 幹雄

  • 日程:2021年2月19日(金)(曇りのち晴れ)
  • 参加者:L.小倉幹、安藤正、岩田嘉、大谷早、大橋礼、桐山美
  • 行程: 三城交番西駐車場8:15=リフレ芥見駐車場9:30~9:45-芳野神社10:30-芥見権現山10:50~11:10-老洞峠11:35-北山11:55-各務原権現山12:10~13:10-鉄塔13:40-リフレ芥見駐車場14:10=三城交番西駐車場15:10(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:岐阜北部(岐阜4-3)、美濃関(同4-1)

 2月の週日山行は当初京都市山科区の音羽山を計画していたが、岐阜県に出されていた新型コロナウィルスの緊急事態宣言が延長された。よって協会も県外自粛を延長し、近くの芥見権現山から各務原権現山周回に変更した。

 前日、大垣で10cm程の積雪があった。今日は天気は回復の予報で、低山の雪山を楽しみにしていたが、リフレ芥見駐車場では道路脇に少し雪が残っている程度であった。

 駐車場より右曲がり5分程行くと登山口。登山口には長山城跡入口の表示板がある。登山道はいきなり急こう配。雪は登山道脇に少し残っている程度である。所々から下界を見る事ができる。周りの木はサカキが多い。やがて高天原団地よりの登山道と合流し、少し登って稜線に出た所が長山城跡であった。

 美濃守護の土岐成頼の四男元頼の居城といわれており、城跡に芳野神社がまつってある。周りは樹木に覆われて眺望は全くない。

 右へ曲がり進む。登山道脇のモチツツジの蕾みが少し膨らんでいた。やがて前が開けて芥見権現山に到着した。山頂にはシートを被せた屋根の簡易な東屋があり、頂上標識前に二等三角点が設置してある。南側真下に東部クリーンセンターが見え、南西方面に芥見市街、金華山、百々ヶ峰が見える。15分程休憩して老洞峠へ。峠へは2ルートあるが、今回は緩やかな方をとるので少し戻り左に曲がり下る。

 途中に芥見権現のロッククライミングの岩場がすぐ近くに見える所がある。ロッククライミングは登山者の技量に応じてルートを選び登攀すれば高度感、達成感が楽しめるものである。

 ロープが取り付けてある直登ルートと合流して林の中の登山道を下ると老洞峠。峠より各務原権現山までは同じ高さを登り返す。北山への直登ルートは急こう配なので比較的緩やかな周り登山道へ。登山道は北斜面であるため雪解けで濡れていて、慎重に登る。稜線に出て左へ折れ登ると北山に到着。北山から少し下り登り返すと各務原権現山に到着。

 山頂には立派な東屋があり、天候も青空になってきたのでここで昼食とした。北側に雪を付けた中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、薄っすらと穂高連峰、槍ヶ岳が見えた。南側に各務原市街が見え、時々航空自衛隊の戦闘機の爆音が鳴り響く。1時間程休憩して、北山より諏訪団地方面へ稜線を進み、途中鉄塔のある所より巡視路を下山した。

各務原権現山頂上でのくつろぎ

 今回の山は大垣から近いが、参加者の大半が初めてであって楽しまれたようである。

<ルート図>

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