月報「わっぱ」 2023年1月(No.494)
【 一般山行 】 矢坪ヶ岳 ( 873.2m Ⅲ△ )、今淵ヶ岳 ( 1048.3m Ⅲ△ ) 宮川 祐志
- 日程:2023年12月11日(日)(曇り時々晴れ)
- 参加者:CL.林 旬、SL.藤井利、阿部育、奥田恭、大谷早、大塚花、大橋辰、加藤美、後藤正、佐藤大、藤井眞、藤野一、堀 義、堀嵜尚、宮川祐、宮澤健、三輪唯、村田美、桃瀬日、山本知
- 行程:三城交番西駐車場7:00=道の駅むげ川=登山口(明神神社)8:30~8:45-矢坪ケ岳10:30~10:40-今淵ケ岳12:00~12:45-登山口(瀧神社)13:55-車合流地点14:30~14:45=大垣16:10(解散)
- 地理院地図 2.5万図:苅安(岐阜3-1)、下洞戸(同3-3)
三城交番西駐車場から18人、車6台で7時に出発。1日2座の縦走を行うにあたり、現地集合2名を含む全員の待ち時間を最小限に抑える頭脳的な配車プランが考えられていた。
新型コロナウィルス感染拡大などの影響がある中でも今日は参加者が多く、久しぶりに会う仲間との会話で賑わしい出発となったが、いきなりジグザグ急傾斜の登りが始まり、次第に静かになっていった。また、天候を考え少し厚着してスタートしたメンバーが多かったが、歩き始め10分でリーダーより衣服調整タイムの号令が入り、仕切り直して急登に向かった。この山は、数多くの手書き看板が木に掛けられているため、道迷いすることはないが、急登が続き20人のパーティーは流石に長く、必然的に後方が遅れ気味になり度々調整休憩しながら進むこととなった。このような場合、サブリーダにより2隊に分ける選択をすることもあるそうだ。
途中、唯一見晴らしの良い場所があり、そこからは板取川と奥に誕生山、天王山などが確認できた。さらに1時間ほど登り、三等三角点のある矢坪ケ岳山頂に到着。眺望はほとんどないため、集合写真を撮りわずかな休憩の後に2座目を目指した。
ここから今淵ケ岳までは、ルートがはっきりしない情報を確認して来たが、踏み跡がはっきりわかる背丈の低いササ道を進むこととなる。一旦下り再度登るを3回繰り返した地点から若干右折れして、更に100mほど緩やかに上った後に三等三角点のある美濃百山A級の山、今淵ケ岳に12時ジャストに到着。
1か月前に下見に来られた林リーダーの情報で眺望は諦めていたが、なんと伐採により南西方面が開けていて、遠くには岐阜のビル群が確認できた。下山後に駐車地付近で偶然話かけられた地元の方から、登山者が楽しめるよう仲間とともに2週間前に伐採いただいたお陰であることがわかり、感謝を伝えた。
45分の昼食タイムは、さすがに冷えを感じダウンを羽織るメンバーも多数あったが、まだ経験浅い自分にとっては寒さ調整が難しい時期となってきた。
2回目の集合写真撮影後に下山開始。そこからは落ち葉が何重にも敷き詰められた急な下り道で、滑らぬよう慎重な歩きを求められたが、一気に駆け降りるほどの早い進行。皆さん下りはいつもながら本当に早いと思う。最後尾4名は、先行集団を確認できなくなったが、細い尾根道を踏み外さないよう注意しながらノンストップで進み、鉄塔休憩地で追いつき、切り株に腰かけしばし休憩した。
その先は、九十九折りの傾斜地で集団を確認しながら続き、沢沿いを歩いた後に登山口に到着した。スタート地へ車を取りに行く間、運転者以外は、さらに瀧神社前の車道を、道端に生える冬イチゴの味を皆で楽しみながら30分ほど歩き、お迎え車と合流、陽のあるうちに無事三城交番集合地に帰還できた。
1日2座の縦走登山は、合理的な計画があってこそ成立するものであることを実感し、林リーダーと車提供者の方々に感謝するばかりの山行経験となった。
地理院地図
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