月報「わっぱ」 2022年11月(No.492)
【 月例山行(市民登山) 】 位山 ( 1528.9m Ⅲ△ ) 小倉 幹雄
- 日程:2022年10月23日(日)(曇りのち晴れ)
- 参加者:CL.小倉幹、SL.丹生統、安藤正、内牧真、大谷早、奥田恭、加藤美、桐山美、柴田悦、清水克、清水友、竹森せ、田中恵、中田英、西川博、西川史、林 旬、藤井利、藤井眞、藤野一、堀嵜尚、宮川祐、宮澤健、桃瀬日、山田真、山本知、一般市民35名
- 行程:三城公園駐車場6:25=位山道の駅駐車場9:05~9:25-登山口9:30-リフト終点広場10:00~10:25-三角点(点名・一ノ谷)10:35-畳岩11:05-位山12:20-展望広場12:30~13:15-リフト終点広場14:45-登山口15:20-位山道の駅駐車場15:25~16:30=三城公園駐車場19:15(解散)
- 地理院地図 2.5万図:位山(高山16-2)
位山は高山市の南にあります。宮川と飛騨川の分水界で中央分水嶺の山です。麓にモンデウス飛騨位山スキー場と分水嶺公園があります。
近年テレビなどに低山登山の山と紹介されており、そのせいか今回は一般市民から40名の応募がありました。当日都合により5名欠席でしたが、主催者としてはありがたいことです。
登山コースは数本ありますが、大型バスが入り集団登山がし易いスキー場よりの往復コースにしました。3日前の天気予報では午前中雨でしたが、前日には午前6時ごろまでに雨が止む予報になったので実施することにしました。
人数が多いので、今回は4班編成にしました。位山道の駅駐車場到着後、各班でメンバーを確認して親水池の横を通り位山登山口より登山道に入りました。ゲレンデのススキは刈ってありましたが、登山道の周りは刈ってなく所々登山道に被っていました。登山道脇にキヨスミコンギク、ヒダキセルアザミの花が咲いていました。登山道は急登でなく、2ヶ所小川を渡りジグザク道を登るとリフト終点広場に到着。広場からは、御嶽、乗鞍、穂高連峰、笠ヶ岳を見ることが出来ますが、今日は日本海に前線があるので雲の中、帰りに期待しましょう。
ここより本格的な登山道になります。周りはブナ、ミズナラなどの広葉樹林が紅葉真っ盛りで、日が射している所は黄色が鮮やかです。1350m付近の畳岩までは急登です。1233mにある「点名・一ノ谷」Ⅲ等三角点は傷はなくコケも生えていません。畳岩までに大きな岩が2ヶ所あり、六凌鏡岩と御手洗岩の標識が立ててありました。サポート係の清水さんより定期的に各班の状況と班の距離状態の連絡があり、それに従い先頭のペース配分が出来ました。
畳岩で少し休憩。ここより山頂までは、急登は少ないようであります。周りはスギ、ヒノキ、イチイの針葉樹林に変わってきて、株杉が所々にありました。大きな岩が3ヶ所出てきて各岩に名称を付けた標識が設置してありました。
やがてダナ平林道コースと合流する天の岩戸、鏡岩に出ました。5分程行くと山頂までの周遊分岐で左周りは、御嶽と乗鞍の展望ポントがあるので左コースにしましたが、残念ながら雲の中でした。
急な坂を登ると位山山頂に到着しました。山頂はダケカンバ林に覆われていて眺望は無く、展望広場で昼食をかねて50分程休憩しました。晴れていれば白山が見えますが今日は薄曇りで見る事が出来ず、残念でした。休憩後全員の集合写真を撮り下山を始めました。途中に登山道脇に植生しているバイカオウレンなどの山野草を竹森さんより一般参加者に説明していただきながら、急斜面は慎重に下りリフト終点広場に到着しました。広場から乗鞍岳と笠ヶ岳が薄っすらと見える程度でした。
登山口近くに降りた頃、後方より一般参加者の一人が疲労で歩行困難になったとの連絡が入りました。リフト終点広場まで何とか下山させたので、タンカの手配要請がありました。下見の際、道の駅に市民登山を実施する旨説明していたので直ぐに対応してくれました。日曜日で従業員は休みでしたが、軽トラックを手配していただき、リフト終点広場まで行って故障者を無事道の駅駐車場まで搬送出来ました。
地理院地図
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