大垣山岳協会

横山岳下見を兼ねて七々頭ヶ岳に登る 2018.02.04

七々頭ヶ岳

【 個人山行 】 七々頭ヶ岳(点名・七頭ヶ岳693m) 丹生統司

  • 日程:2018年2月4日(日)晴れ
  • 参加者:丹生統(単独)
  • 行程:余呉町上丹生登山口7:50-尾根乗越標高370m9:00-七々頭ヶ岳山頂11:00

 次週の横山岳テント泊山行の下見を兼ねて、余呉町上丹生を訪れ七々頭ヶ岳を登って来た。一番の目的は駐車地があるかの確認である。関ケ原とは比較にならぬ積雪のはずである。上丹生集落を過ぎると行く手正面にピラミダルな七々頭ヶ岳が700mに満たぬ山と思えぬ山容を誇っていた。

 上丹生を過ぎると左手高時川に架かる橋がある。その入口が除雪車で押された雪の集積地となって広さが確保されており駐車した。

橋を渡ると「伊香西国・七々頭ヶ岳」と書かれた石柱があり登山口と確認。

取付きは標高190m、尾根乗越の標高370mまで急登が続き、樹木の間からは横山岳が見えた。

取付きより約1時間15分で尾根に出た。新雪は20㎝ほどだがその下の根雪も力を入れるとワカンが10㎝ほど沈み歩き辛い。春の雪に似て湿雪で重くワカンにまとわり、花魁の下駄状態となる。

 尾根には結構太いブナが残されていた。

重たい雪にあえいだ斜面だが変哲の無い雪原にしか見えない。カメラで斜度を表現するのは素人には難しい。それにしてもワカンに纏わる雪の重たさよ。

西林寺の観音堂は雨漏れ除けのブルーシートで屋根が覆われ手前の祠はかろうじて埋雪を免れていた。

三角点は深い雪の中で山頂プレートは覗いていた。

樹間から余呉湖と琵琶湖がみえ竹生島も見えた。

 標高差約500mの山を登るのに約3時間を要した。雪山は降雪や雪の状態により変化が大きいが、年々体力特に瞬発力の低下を思い知らされる。身体も硬くなり倒木を潜るのが難儀だ。妻には「毎週毎週山々山ばかり」とあきれられ見放されている。しかし老化という大敵と対峙するには、山行で筋肉の退化を少しでも遅らせることが肝要でこれは折り合えない。また仕事も老化対策にいい、時折ミスをやらかしお叱りも受けるが来るなと言われるまで続ける覚悟だ。そして身体が欲する分だけ酒を飲む。これが吾輩の老化進行を遅滞させる策だ。山屋の矜持を維持して生涯登山靴を履き続けたいがどうなるだろうか。

 下山後次週計画の横山岳テント泊冬山訓練の駐車地確認に菅並集落へ向かった。今朝の15㎝ほどの降雪は運転に支障ないほどに溶けていた。除雪後の雪の集積地となって広さが確保された場所を2箇所確認し帰路についた。当日の降雪の無いことを祈って。

<ルート図>

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