【 個人山行 】 木曽駒ヶ岳 ( 2956.1m Ⅰ△ ) 清水 友子
- 日程:2021年7月14日(水)
- 参加者:清水友子 、他1名
- 行程:バス乗り場7:15⇒ロープウエイ乗り場7:47⇒ロープウエイ千畳敷駅8:16⇒千畳敷駅8:28→乗越浄土9:17→宝剣山荘9:20→中岳9:47→駒ケ岳10:31~10:50→中岳11:23→宝剣山荘11:42→千畳敷剣ヶ池12:31→千畳敷駅12:42
- 地理院地図 2.5万図:木曽駒ヶ岳
梅雨けが待ち遠しい日々であるが大気の状態が不安定で標高の高い山にいきたくても中々難しい。一番怖いのは雷だ。天気予報をみながら木曽山脈の最高峰でありながら最短で登ることができ、また高山植物もいまが最盛期である木曽駒ヶ岳を計画した。
始発のシャトルバスとロープウエーを利用して一気に2612mまで雲上の別天地に着いた。宝剣岳は雲の中だが青空が眩しい。
千畳敷駅からは氷河地形の千畳敷カールが広がり遊歩道を緩やかに登っていく。ほどなく八丁坂の急坂が始まり足元にはイワカガミやチングルマなどの花々が競って咲いていた。
周りはお花畑が広がりアカノツガザクラやハクサンイチゲが可憐で思わず写真を撮る。
八丁坂の途中で宝剣岳が姿を現したが、すぐにガスの中へ。
カール最上部の急斜面を登りきると乗越浄土に着くと稜線が広がった。少し歩き、宝剣山荘前で休憩した。
好天ならば宝剣岳に行きたい処だが、天候の事もありそのまま中岳に向かう。
中岳では、時折ガスが切れる時があるが、瞬く間にガスが押し寄せて真っ白の風景である。ふと岩の間を見ると可愛いイワウメが咲いていた。
珍しいイワヒゲもあり目の前には木曽駒ヶ岳のなだらかな山容がゆったりと見えた。
駒ケ岳山荘のある鞍部に着くと思わぬサプライズがあった。駒ケ岳では環境保護団体の方が雷鳥の復活に取り組んでおられ、数羽の雛が親鳥と団体の方に見守られながら餌を啄んでいた。
ここからハイマツの砂礫の斜面を登っていくと駒の名前の付いた駒薄雪草が咲いていた。エーデルワイスと同じ仲間で花は白い毛で覆われている。
ハイマツの斜面を登りきると標高2956mの駒ケ岳頂上に到着した。好天ならば、御嶽山、乗鞍岳、北、南アルプスの山並みが見えるはずなのだが灰色の景色もまた幻想的である。
午後からは悪天候が予想されるので早々に頂上を後にした。中岳から振り返るとガスが切れて駒ケ岳が見えた。
帰りに剣が池を回る遊歩道を歩いた。山頂はガスの中だったが、何とが雨に降られずに下山できた。
帰宅途中の高速道路で恵那に入った途端に雷と叩きつける土砂降りの雨に見舞われた。午後からは悪天候になるという天気予報は当たっていた。
来週には梅雨も明けていよいよ夏山シーズン到来だ。さぁ何処に登ろうか。
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