【 月例山行 】 上ケ流から鍋倉山(1049m) 成瀬徳幸
- 日程:2017年12月3日
- 参加者:L 藤井利 ほか15名
- 行程:上ケ流集落9:00→谷山10:00→避難小屋12:30~13:10→鍋倉山13:20→集落16:20
上ケ流(天空の茶園)は昨日テレビで取り上げられたそうである。岐阜のマチュピチュとも言われているが、近くに住みながら実は初めての訪問である。しかし、今日はその茶園を楽しむ余裕はない。集落の先の道路には重機が鎮座し、先には進めない。何とか地元の方のご厚意により、車4台駐車させていただいて出発となった。
林道を約1時間歩く。集落を出るとすぐに大崩落の跡、落石止めの網が張ってあるが、デブリのように岩が林道に押し出されている。高橋谷川を渡り、少し進むと今度は林道がえぐられている。春日モリモリ村の前の高橋谷(軽自動車がなんとか通行できる道路幅しかない)から入れても、谷山集落までは車で進めない。
谷山集落は、昭和42年に廃村となっているが、今や廃村ハンター(?)に人気だそうである。
林道に別れを告げるとかつて人が暮らした跡が見られる。その痕跡の最大のものは、きちんと積まれた石垣。昔の人は生活上のことはなんでもできた。おそらく石積みもできたであろう。コンクリートの構造物が100年も持たないのにこの石積みははるかに長生きする。
今回の登山のコースは大半が東海自然歩道となっているが、崩落していて通りにくい箇所もあるし、また随分石ころが多く歩きにくい。山岳地帯を通る歩道は十分補修が行き届かない。沢筋から離れて、明るい斜面を登る。山頂付近はまさしく鍋の底のように緩やかな傾斜となっており、ポカポカ陽気の中落ち葉を踏みしめての登山は実に楽しい。
やがて避難小屋が見えてきた。ここで昼食。
その後山頂に向かう。途中、冠雪した能郷白山が見えた。
20km以上に及ぶ山行であったが、全員明るいうちに下山することができた。
詳しい報告は1月のわっぱ記事で紹介します。
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