大垣山岳協会

市民登山大会 釜ヶ谷山 2017.10.01

釜ヶ谷山

月報「わっぱ」 2017年11月(No.432)

【 月例山行(市民登山) 】 釜ヶ谷山 ( 696m Ⅱ△ ) 小倉 幹雄

  • 日程:2017年10月1日(日)
  • 参加者:CL.小倉幹雄、SL.丹生統司 他34名(うち一般市民14名)
  • 行程:大垣7:10=伊自良湖畔駐車場8:20~8:35-登山口8:50-展望台9:25-奥の院9:35-分岐(龍神ルート)-釜ヶ谷山山頂10:50~11:55-林道終点(釜ヶ谷雨乞い森)13:10-駐車場13:40~14:00=大垣15:05
  • 地理院地図 2.5万図:美濃神海

 今回の市民登山大会の釜ヶ谷山は、岐阜より北へ約15kmの所にある山。山麓には伊自良湖があり春は桜見物、冬はワカサギ釣りで賑わう。また戦国時代に建立されたと言われている臨済宗妙心寺派の甘南美寺(かんなみてら)が有り、境内には樹齢約350年の幹回り3m、樹高23mもあるエドヒガン桜がある。

 今日は天候が良く登山日よりである。伊自良湖畔駐車場にて登山準備を行う。この山はヒルが多いと言われており、林道脇に「山ヒル多し、要注意」の看板が立ててある。担当者がヒル避け用のスプレーを用意して来たので、参加者には足元にかけてもらった。登りは奥の院ルートをとり、のぞみ林道を進むと林道は堰堤の所にて終わり登山道に入る。

登山開始
登山道脇の石仏 たくさんの石仏がある

 周囲はヒノキ林である。比較的緩やかなジグザグ道を登ると展望台に到着。展望台を作った当時は眺望は良かったと思われるが、今は南側が少し見える程度。さらに15分行くと甘南美寺の奥の院(写真)があり、甘南備明神が祀ってある。

奥の院

 ここより登山道は急になってきた。行者岩の左の岩場を登り行者岩の上に出ると、次第に周りは二次林に変ってきた。やがて斜面は緩やかになり、龍神ルートとの分岐に到着した。小休止後少し下り登り返すと山頂に到着した。頂上は東側が開けていて麓を見ることができる。広場片隅には東屋が建っている。

山頂にて集合写真

 昼食後堀会長の音頭で「あかとんぼ」その他の唱歌を合唱。丹生理事長より一般参加者に11月の体験山行計画のパンフレットを配布。さらに佐竹副会長より登山靴紐の緩まない結び方の説明があり、約1時間の休憩後下山開始。下りは龍神ルートをとる。登山道は緩やかな下りで、周りは広葉樹林におおわれていて気持ちが良い、やがて釜ヶ谷上部に出る。ところどころに滝が見える。登山道谷側は手すりが設置してあり、かなり崩れているが、危険な箇所はない。そのとき突然後ろの方から女性の悲鳴があがる。登山靴にヒルがくっ付いている様である。気をつけてみると、他の人のズボンや靴にもついているのがわかり、一同大騒ぎとなる。看板に偽りはなかった。ヒルを気にしながら、やがて林道終点に出る。付近は公園になっているが相当荒れており、対岸にある東屋は大分崩壊していて使用不可能である。この公園は平成9年岐阜県の補助金にて開発されたと聞くが、登山道の状態も含めひどいものである。休憩後林道を下る。林道は石、枝などが多く散乱していて、さらに木が倒れていて車使用は不可である。登山していて良く見かける状態であるが、寂しいものである。やがて登りの林道と合流して駐車場に戻る。今回の釜ヶ谷山ではほとんど花を見る事は無かったが、ゆったりした山登りであった。

<ルート図>

フォトチャンネル   (旧ブログ写真集)

市民登山大会(釜ヶ谷山696m 山県市)    

10月1日に山県市の釜ヶ谷山で行われた市民登山大会の模様を写真で紹介します。
(写真枚数18枚、内4枚は記録参照)

01 菩薩のような優しい顔の石仏もあった
02 石仏
03 石仏
04 古道の雰囲気を壊す鉄塔
05 登山道の傾斜が増す
06 奥の院が見えた
07 行者岩
08 桧の樹林帯の急傾斜地で息を切らす
09 最後の木製階段は気力で登る
10 龍神コース分岐で3回目の休憩
11 山頂の「山県さくら」さんの看板
12 会長が歌指導
13 龍神コースはヒルの巣窟
14 勇気ある人の人体実験

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