【 個人山行 】 釜ヶ谷山 ( 696.0m Ⅱ△ ) 清水 友子
- 日程:2021年11月6日(土) 晴れ
- 参加者:清水友、他1名
- 行程:駐車場8:10-展望台9:10-奥の院9:30-行者岩9:35-竜神コース分岐10:05-釜が岳山頂10:20~10:30-坊主ヶ池11:05―人形杉11:45-やまびこ小屋11:46~12:15-奥の院コース分岐13:10-林道-駐車場13:38
- 地理院地図 2.5万図:美濃神海
11月に入り暖かい日が続くが、里山の紅葉はどうなっているのだろうか。様子がみたくなり山県市の釜ヶ谷山へ甘南美寺奥の院コースから登った。
駐車場からキャンプ場の中のアスファルト道を歩いた後、奥の院入口から登山道に入った。観音菩薩様がお迎えをして下さり安全祈願をした。
石段交じりで歩き易いが勾配がきつい。静かすぎる道は冬眠まじかの熊に出くわさないかと思い時折笛を吹きながら登った。
展望台に着くが樹木に覆われて全く展望は無かった。直ぐに送電線鉄塔があり、林の中の観音菩薩様の道は続く。その先に奥の院があった。この穴だらけの奥の院は昔歩いた時の記憶に残っていた。
最後の三十三番の観音様。谷汲山華厳寺 十一面観世音菩薩か。
少し登った所に行者岩があり、そこを左に回り込んでのぼった。
ここからまた暫く急登が続き、登り切った所に竜神コースの分岐があった。ここから傾斜の緩くなった尾根道を登ると。標高696m二等三角点の山頂に到着した。広葉樹林が広がり赤く染まったもみじや黄色のクロモジの葉が光を帯びて綺麗だ。
山頂からは林に遮られこの方向(東南か?)しか景色は見られなかった。
釜ヶ谷山をピストンするだけではもったいないのでやまびこコース方向に向かう。
山頂から針葉樹林の急坂を下りまた696mまで登り返す。さらにもう一つの小ピークで分岐があり、地図で方向を確認する。
少し下りた所に坊主ヶ池があった。雨が降った時だけにできる池の様で水は枯れていた。そこには一つの石仏があり、また水をのみにきた動物の足跡が沢山残されていた。
右手は杉か檜の林、左手は色づいた紅葉の道となり、樹木の間から周回してきた釜ヶ谷山が見えている。登ってきた山を眺めるのも山歩きの楽しさである。緩やかな快適な登山道を先に進むと次の目標である人形杉に着いた。
そのすぐ先に綺麗なやまびこ小屋があり、そこで今日の昼食を摂った。小屋の中にはベンチがあり、奥はテラスとなっていた。
やまびこ小屋を後にしてやまびこコースのつづらの登山道を降りる。あちこち崩れてはいたが、思ったよりも整備されていて歩き易かった。秋も深まってきて山全体が色づいても良さそうなのだが、暖かく紅葉もこのまま茶色くなって終わってしまうのだろうか。
つづら折りの途中でやっとはっきり山頂を見ることができた。
坂を下り切りると竜神コースとの分岐に着いた。そこからの谷沿いにはいくつかの小さな滝が連なっていた。
沢沿いの階段の道を少し降りると雨乞いの森にでて、ここからはアスファルト舗装の林道を歩いた。
もうかなり昔のことだが、林道を歩かずにそのまま谷沿いの道を歩いた記憶がある。1/25,000の地図にも登山道があるのだが、山県市の案内図には無い。もう廃道になってしまったのだろうか。
白く見えるのは消石灰。雑草の侵入を抑える為か、竜神コースの入り口にもあった。
キャンプ場で奥の院コースと合流して駐車場に着いた。今回は山中では誰にも会わず、駐車場の車を見る限り登山者は誰もいなかったようだ。紅葉には少し早いせいだろうか。静かすぎる里山だった。
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